愛別
きっと僕は
何度生まれ変わっても
あなたに出逢ってしまえば
同じように恋をするんだろう
その瞳が
睫毛が
鼻先が
耳が
頬が
唇が
声が
とてつもなく愛しいと思うんだろう
どんなに自分を愛せなくても
あなたの全てを愛したいと思う
あなたさえ居れば
幸せだと
心の底から笑うことが出来ると
どうしてだろう 何故か
心の奥で確信しているようだ
このまま僕らは
離ればなれになっていく
それでもまた
あなたに出逢えることだけを信じて
旅立つことにするよ
いつまでも変わらないでと
糸のような願いを胸に抱いて
僕はそっと 目を閉じた