笑っちゃうよね




他の人との嘘つきゲームには懲りて

もうやーめたってなって




君には絶対嘘なんてつかないって

本当の自分で話したいって

そう思ってたんだよ




だけど

君は僕のことが嫌いみたい

なのに僕は

なんでも正直に

馬鹿正直ってくらいに

一人で

べらべらと喋っていた




それだけだった




笑っちゃう




君の言葉が全部嘘に聞こえる

君の態度が全部嘘に見える




どうせならさ

君が僕を嫌いってのも

嘘ならいいのになあ




笑っちゃう

笑っちゃうよ




僕はまた

一人で笑い転げながら

悲しみの涙を流した








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