気付かない



君は、気付いてない。



僕に興味が無いの?



それが本当なら君はどうして

僕に手を差し伸べてくれたのだろう。



あの時の優しさが

こんなにも僕を苦しめる。

今でも温かくて、ふわふわしてるそれに

きっと君はこれからも気付かない。



そうなんでしょ?



どんなに君が近くに居ても

幸せな気持ちにはなり切れなくて

泣きたくなったり、落ち込んだりして



身体の中の柔らかい入れ物の中で

気付いてよ、って届かない言葉を唱えても



君は、気付かない。




苦しいな。



泣きたいな。









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