僕自身へ



許すだの許されるだの

そんなものが必要な関係なのだ




僕らの間に

ガラス戸のような壁が出来てしまってさ




今でも僕はおかしいと思ってる

思ってるけど




もう寂しい思いをするのは嫌なんだよ




僕が悪い

僕が僕が




僕が全部悪い




そうやって全てを押し込めて

僕が僕でなくなっていくのを

呆然と眺めているだけの生活




これでいい

これでいいんだろう




本当は

君からのごめんねも欲しいだとか




そんなことを思う僕は

今すぐ 直ちに

死んでしまえばいいんだ




僕は

僕は




そんな僕になってでも




君に会いたくて




君と笑いたいって







思うんだよ







だからこの言葉は




僕自身へ送ろう







…ごめんね










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