消えてしまいたい
何度目の涙だろう
それすら分からないくらいに
泣いたよ
泣いたから
どうとかではないけど
願うことも
祈ることも
きっと許されることではないんだろう
僕の犯した過ちは
永遠に消えることはない
誰がどんなふうに
大丈夫
君はもう笑っていいよと
励ましたとしても
その度に首を横へと振ろう
ああ
こんな世界なら
いっそ誰も知らぬうちに
消えてしまいたい
消えてしまいたい
そうして僕は
また今夜も一人
涙を零して眠る
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