「ジーノ、」


突然目の前に黒い影が覆い被されば、反射的に目を閉じてしまった。首元がソワソワする。ゆっくりと瞼を持ち上げて見てみれば、我らがミスターETUが僕のスカーフを直していた。ゴツゴツした太い指がシルクの赤いスカーフを整える様子を、僕は終始ぼけっーと見つめてしまっていた。


「これで良い。」

「…僕の巻き方の方がお洒落じゃないか。」

「これで良いんだ。嫌ならネクタイにしろ。」


とても愛想が良いとは思えないゴツい顔が僅かながらに歪んだ。多分これは笑っているんだと思う。彼も僕くらい麗しい存在に産まれて居たならば女性ファンも増えたかも知れないのに。

それはそうと、コッシーは度々こうやって僕を子供扱いすると思う。この前だってシャワールームで洗いが足りないとか、お前の髪の毛は細いから女性物のシャンプーとリンスで手入れしろとか、ワインしか飲まないなんてダメだ心配だからご飯作ってやるとか。極め付けはセックスの時、自分が乗っかったら潰してしまうと心配だとか言って、僕は彼に跨がって騎乗位で突き上げられる。まぁ奥にまで入るから凄く気持ち良いことは確かだけれど。でも、あまりにも酷いじゃないか。


「何か、村越ってジーノの奥さんみたいだな。」


不意に、タッツミーが僕らを見てそんなことを言い始めた。コッシーが僕のお嫁さんなんて勘弁してよと内心笑ってしまって、それを伝えようと思ったのだけれど、コッシーが直ぐに制止しては自信満々にまた顔を歪めて笑いながら、


「監督、俺はイクメンだ。ジーノを支える、あくまでも旦那なんだ。」


ってそんな可愛いことをコッシーが言うから皆がバスに乗り込んだ時、唇へキスを送った。そしたら大きな筋肉質の身体でギュッと抱き締めてくれて、代わりにスッゴく気持ち良いキスをくれたコッシー。子供扱いしてたんじゃなくて、奥様扱いだったんだね。

僕は押し潰されちゃっても良いから、たまには上から突き挿れて欲しいなってお願いをしてみた。




(コッシー、大好きだよ)
(その100倍は愛してるな)









/
リクエストの品をどーん。
上手くいかなかったorz
ごめんなさい(´;ω;`)

何だろう、コッシーにギュッってされたい願望が←
筋肉萌え←

とまぁアンケ投票して下さった方へ\(^O^)/