※ギャグ軽い下ネタ




「ジーノォオオオオオオオオ!」


むにっ


「何、これ。下らない理由なら髪の毛に鳥の餌撒くよ。」

「く、くだらなくなんて無いぞ!ジーノ!実はな、」


むにむにっ


「んッ、…ちょっと、痛いってば。何なんだい…?」


むにむにむにっ


「二の腕と胸は同じ柔らかさらしい!監督に聞いたのだ!ハッハッハ!柔らかいな、ジーノは!」


仮にも彼に片思いな僕だけど、こんなでも彼が大好きな僕だけど、流石に殴ってやろうかと思った。

だってあり得ないだろう?二の腕掴んでハァハァ言われたら、こっちだって憎まれ口は叩いてしまうけどそれなりに期待するじゃないか。なのに、このたわしときたら続け様に「ジーノは大胸筋が弛んでるな!」なんて無神経な。いや、僕は男だから女性特有の乳房があるわけではないし?そりゃあ「ガチガチで逞しいな!」って言われるよりはちょっと柔らかいとか…ほら、一緒に鍛えようとか…言ってもらった方が良いわけだけど。でもさ、タッツミーに聞いたからって僕に普通試すかい?試したかったって事は僕の乳房に興味が……あぁ無いよね、大胸筋だものね。本当にイライラするよ。いきなり腕を好きな人に掴まれてときめいてしまった僕の心と時間と、あとこの顔と身体の熱さを返せ!冷やせ!

だけども、複雑なこの僕の気持ちなんてもう何年も、この馬鹿とたわしと多少の運の良さを足して100引いた位の、La ダメ男な彼には絶対分かるわけが無くて。

気付いたら彼の二の腕を思いっきり抓って、ロッカールームにずんずん歩いていた。




(監督、ジーノが口を利いてくれません!)
(はっはー、当たり前田くんだよアホ木くん)









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タッツミーが二人で遊んでたら良いな←