※裏です。モロです。嫌いな方はバック。









「ん、ぁ…ナッツ、…ァ、もっとっ…」


ナイトテーブルに置かれた小さなランプが明かりを灯しただけの、薄暗い僕の寝室。僕は浅ましく足を開いて腰を振り、唇の端から涎を垂らし、生理的な涙で滲む視界に必死に彼を止めようとただ真っ直ぐに見つめ、貪欲に彼を求めた。彼のペニスが腸壁や前立腺を滅茶苦茶に突き上げれば、面白いくらいに快感が僕を走り抜ける。脳に響く水音は、随分前に聞いたボサノバより良い響きだった。

過ち、そう過ちのそれだった。


「ジッ、ジーノ…っ待てって、そんなにっ…」

「ナッツ、ッ…」


僕が彼のペニスを確かめる様にギュッと締め付けたら、絶頂が近いのか眉間に皺を寄せて彼が僕を呼んだ。僕は何だか切なくなって、見た目以上にふわふわした髪に手を伸ばして顔を引き寄せては、汗臭いキスを交わした。彼はキスが下手だと思うな、突き上げ方だって滅茶苦茶だしね。


「っハ……も、もう限界だ、」

「良いよ、ッ…ナッツ、中に…っんぁ、…はぁっ」


唇が離れればナッツが妙に色っぽい声で絶頂が近いことを告げた。僕もイきたくて、赤く染まっている耳たぶに噛み付いてやりながら中に欲しいと強請った。彼の熱い精液を、欲しいと強請った。彼は僕の脇に手をついてこれでもかというぐらいに腰を振り、そのちょっと細めだけど長くてエラの張った固いペニスで僕の孔を犯した。カリが中で奥を求めて僕を突き上げる。激しいピストンとローションや彼の先走りのお陰で、グチャッグチャッとかたまにグポッグポッって厭らしい音が更に増えた。


「ジーノっ、ジーノっ……イ、イくイくイくッ…ん゙ぁあ!」

「ナッ、ナッツっ…あ、は、ァ、イくっ、イくイくイッ…ぃあああああっ!」


僕の絶頂と同時にビュルビュルと僕の中に吐き出されるナッツの精液。熱いけどまた違う熱さのそれにぶるりと身を震わせて、僕のペニスからも同じように精液を吐き出した。目の前がチカチカする。心臓がバクバクしてる。身体が小さく痙攣する。


「…じゃ、じゃあ帰るからな!またなジーノ!」


先ほどまであれほど激しく交わっていたくせに、気が付いたら着替えを済ませて彼は出ていってしまった。さようならも言わせてもらえない。彼は家に帰って、僕は家に取り残された。もう何度もこれを繰り返している。彼を好きで、彼が名前を呼んでくれるあの瞬間が好きで、どうしようもなく後で悲しくなるくせに、止められない。後ろめたい気持ちが性欲を駆り立てるのは彼もだろう、だからきっと僕を今日まで幾度となく喘がせ射精させ、抱いてくれたのだと思う。そしてこれからもこの度々訪れる非日常は変わらずに僕と彼に訪れる。

僕は肌寒さを感じてシーツに包まった。




(これを愛と錯覚し続ければ)
(彼の精液と、)
(受精できるかも知れないと)








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初めての裏!
糞過ぎて話にならないですねorz
もっと幸せな感じで書きたいな…