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「ところで君は誰なんだ?」
オプティマスは帰る事を諦め、漸く彼女について尋ねた。
ディセプティコン達にナイトレイと呼ばれていたその女性型トランスフォーマーはぎこちなく微笑んで司令官に挨拶をする。
「私はナイトレイとい…います。以前はとある事情でディセプティコンに居たんだが…ですがこの度和解したと伝え聞き此方に参った次第です」
「私に敬語は使う必要なんてないぞ。つまり、君が101人目の地球にやってきたトランスフォーマーか」
「ではありがたく…そうなるのかな?」
「正確に言えば101番目に、姿を現したトランスフォーマーだ。実際のところ地球に居た歴は私達よりも長い」
「といっても数ヶ月だけどね」
成る程、どうやら和解直後に地球に来たらしい。あの日から暫くはゴタゴタしていたから地球に現れた反応も確認していなかった。
それにしても…。
「ショックウェーブとは随分仲が良いようだ」
「そ、そういえばショックウェーブ、どういう事だ? 貴様らの関わる場面があったとは思えん」
サウンドウェーブが唸り、厳しい目つきで仲良さそうに並ぶショックウェーブとナイトレイを睨む。
威嚇するサウンドウェーブを眺め、オプティマスがこんなに立派に感情を出すようになってお母さん嬉しい!とでも言いたさそうな表情になった。
「そしてその女…ナイトレイが他人に懐くなどあり得ん! この俺があんなに優しくしてやったというのに…」
メガトロンもすかさず声を上げるがちらりとナイトレイの視線が来ただけで声がどんどん下がっていく。
さっとナイトレイが右手を上げると、キャアと似合わない可愛らしい悲鳴を上げてオプティマスの影に入らんと身を縮める。
「女の取り扱い説明書でも探したらいかがですか?」
「アーシーにでも習ってみるか? メガトロン」
オプティマスの天然ボケな一言でメガトロンは想像する。
オートボットのアーシーに女心を学ぶ破壊大帝。その絵面以上に鬼教師となるであろうアーシー自身が恐ろしい。
「オプティマスプライム。私とナイトレイは所謂…メル友のようなものだ」
ショックウェーブが口を開いたかと思うと思いがけない言葉が飛び出す。
「めっ、」
「メル友…だと!?」
「そうか、メル友か。盛り上がってリアルでも会おうという経緯なのだな。それでは改めて宜しく頼む、ナイトレイ」
「こちらこそ宜しく。でもその経緯はちょっと違うよ、オプティマス」
後書き
このままだとグダグダな会話ばかりになっちゃうので無理矢理切りました。
以上で和解(ギャグ)編終了です。
連載本編を終わらしたら和解(シリアス)編を書きたい所存であります。
それでは3万打ありがとうございました!
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