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「メガトロン様にオプティマスプライム。…ついでにサウンドウェーブ。お気付きで?」
わあわあ騒いでいたラチェットとスタースクリームとブラックアウトを三人纏めて潰し、研究室で盛り上がっているであろうスカルペルとジョルトに連絡を入れたショックウェーブがメガトロンへに気が付いたようで、オプティマスとサウンドウェーブに義務的に目礼し話題を振る。
「ん? 何にだ」
「あいつにです」
彼がひょいと指を指した先に、一台の車が見えた。
視線が集まったことに驚いたようにボンネットを揺らし今更ながらホログラムで運転手を取り繕う。
あまりにもお粗末なソレに逆にオプティマスが動揺した。
「…俺には何も見えんなぁ」
面倒臭い気配のプンプンする自動車。メガトロンは見ないふりをしようとした。
「何だあの馬鹿丸出しは。長い間生きてきたがあんなにレベルの低い擬態は初めてだ」
「サウンドウェーブ…そんな悪態ついていると後悔するぞ?」
意味深にショックウェーブが言う。
「何故。思ったことを素直に言っただけだろう。本当にトランスフォーマーなのかも疑う。実は人間共の作ったゲテモノか」
大した事ないだろうと考え貶す言葉を繋いだ情報参謀の肩を哀れみを籠めて叩き、防衛参謀は手招きした。
その、ゲテモノに向けて。
「本当に和解したのだな?」
「まだ疑うのか? ナイトレイ」
ナイトレイ…だと。
サウンドウェーブがフリーズする。
メガトロンは「うん?」と首を捻る。
オプティマスはジェットファイアに連絡を取り、合体して飛んで帰ろうと予定していた。
後書き
ゲテモノことナイトレイ、現る。
この企画でさらっと今後のネタバレしちゃいそうでビクビクしています。
130716
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