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一日に何度も担当を変えられ流石の榛名も少しむすっとした。桃井にまた手を引かれてくる榛名にある一人が声を上げて笑う。


「くっくっくっ…何でてめぇさつきに手ェ引かれてんだよ!   ガキかって!」

「何だってこのアホみ………え?」

「何だ?」

「い、ちぐん…?」

「ってかレギュラーだぜ?   オレ」


衝撃の事実に声も出ず、肩を震わせた榛名は何だよ今更、と青峰が彼女の肩に手を置いた途端怒声を上げる。


「初耳だー!」

「二人とも…五月蝿いぞ」





落ち着かざるを得なかった青峰と名前に、ハサミ片手に微笑む赤司が促す。


「コンニチハ。今日移動させられまくってる新人マネ、橙谷榛名と申します」

「よろしくー。オレ紫原敦ね」

「よろしく。紫原君は一年に見えないね」

「そー?   よく言われるけどよくわかんない。榛名ちんでいい?」

「あー…お好きにどうぞ」


紫原はおっとりめの巨人。


「フーン。灰崎祥吾」

「灰崎さんね。ガラ悪そう」

「ハ、初対面からそれかよ?   立場分かってんの?」

「分かってるよ同級生」


灰崎祥吾。中々面倒な予感のする男である。


「オレも?   青峰大輝だ」

「うんアホ峰君ね」

「…」

「はいはい青峰青峰」


青峰に関しては今更だ。アホ。


「キャプテンの赤司征十郎だ」

「キャプテン…一年生キャプテンって…赤司君らしいけどさぁ…」


赤司は榛名にとって今のところ苦手人物である。


「………緑間真太郎、なのだよ」

「…はい」


不機嫌そうに最後を締めたのが緑間である。









後書き
自己紹介でした。

120811

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