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正直に言おう。いやでも彼は信じるのか?
かつて自分の居た世界の彼はしっかりと述べるなら聞いてくれた。
「私はどうやら違う場所から来たようです。それも…平行する場所から」
「どういう事か一から十まで説明しろ!」
喚くスタースクリーム。とてもうるさい。
スタースクリームは所詮スタースクリームか、と呆れてしまった。
「何処の世界もスタスクは喧しい。…私の居た場所にも破壊大帝メガトロンが居ました。そして万年No.2のスタースクリームもね。だが姿形が全く異なる。…他にもサウンドウェーブとかスカイワープとかサンダークラッカーなどなど」
「ほう…サウンドウェーブについて話してみろ」
並べる名前の中でサウンドウェーブに反応が返る。
もしかしたらこっちにも居るのだろうか。
「はい。情報参謀と呼ばれ常に警戒される存在でした。フレンジーやランブル、ジャガー、コンドル、バズソーと優秀なカセットロンを連れ…」
「ふむ…もういいぞ。知らん奴も多いが、知ってる名前も多い。…ええい面倒だ。スタースクリーム!」
「は。何でしょう閣下」
「この娘をオプティマスの所へ放って来い。後はアレが何とかするだろう」
まさかの丸投げ!?
ここまで聞いておいてそれか…と肩を落とすが、気を取り直す。
きっとこの対応はましな方なのだろう。
「…了解。行くぞ人間。グズグズするな」
「はぁ…スタスクに命令される日が来るなんて。最悪な気分…」
「き、っさま!」
「はいはい行きますよ」
ぐだぐだなやり取りをしながらスタースクリームの変形した姿に乗り込む。
そして時代の変化に戸惑い感動しGを感じつつ連れていかれた。
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