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「やぁやぁこれは運命としか言いようがないですよね!」

「おかしいわ…今日の星座占いは一位だった筈なのですけれど」


視界に入ってくる紫にノエルは顔をしかめた。
ウザい・五月蝿い・鬱陶しいの3Uを持つ男スィンドルだ。
現在ヒューマンモードであるが、やっぱり隠しきれない胡散臭さが滲み出ている。
ノエルとは対照的に明るい笑顔を浮かべて近づいてきた。


「しかも何で此処にいるのよ?」

「商売ですとも!」

「下着売り場で!?」


自信満々に答えるスィンドルに信じられないと金切り声が上がる。
トランスフォーマーが人間の下着売り場で何をやり取りするというのか。


「いえいえ、この世界は広いんですから、もしかしたら何処かに人間の新品下着コレクターがいるのかもしれませんよ」

「もしかしたらとか言ってる時点で嘘がばれてるんですけど」

「あ」


これは一本取られました。
からからと陽気に笑うスィンドルに、頑なだったノエルも口角を上げる。
ノエルもすっかり神出鬼没なスィンドルに慣れてしまったようだ。


「それじゃお嬢さん。お茶でも如何です? 勿論ですよねぇ」

「…奢りなら」


慣れたというより餌付けされたのかもしれない。





後書き
私の中ではスィンドルが相手の時はなんだか短くノリ良い作品にしたくなります。
というかあんなスィンドル(拍手のような子)でもリクエストを頂けて嬉しいです!
それでは、フラゴラ様リクエストありがとうございました!

20120306

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