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スィンドルの一日、それはトールにセクハラ紛いの挨拶より始まる。


「おはようございますトールさん!」

「う、っわ!」


背後から忍び寄り腰に手を回して耳元に息を吹き掛ける。
勿論殴られた。


「あぁん暴力的なトールさんも素敵!」

「気味が、悪いっての!」

「ですよねー」


昼になれば。


「トールさーん愛してます!」

「だからご飯おくれって?」

「その通りですよー船の外にぶら下げるのは勘弁して下さーい!」


と、まあ何と平和な武器商人。


「いえいえ…夜なんか凄いんですよ?」


例えば?


「そうですねぇ…」

-----

広がり続ける最果てなど見えやしない宇宙の中、死の匂いに満ちた船が次の商売相手が待つ惑星へと走っていた。
その中のとある部屋に気配が二つあった。
部屋の主、死の商人と呼ばれるスィンドルは普段の子供のように陽気な姿をすっかり潜め、トールと呼ばれるトランスフォーマーを押さえ付け笑っている。
トールが呻き声を上げる。


「昼はあんなに気丈だったのに夜は随分と…可愛らしいですよねぇ?」


心底可笑しいと言うようにカメラアイを細めると、

-----

「みたいな感じですよねぇ」

「根も葉も無いことやめて!! アンタの妄想に過ぎないでしょ!」

「やっぱりこんなオチですよねぇー!!」


殴られて妄想終了。





後書き
軽いノリ過ぎる…!!
最初企画の作品として書いてたのですが語りがぐちゃぐちゃ&途中何とも言えない妄想があったので短編行きに…。

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