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何てことはない、繰り返される毎日で私は満足でした。
それがこんな事になるなんて…神様がいるとしたら私を嫌っておられるのでしょうね。

とある商店街。
そんな事を遠い目で考えているとドカーンやらバキューンやら物騒な音が近付いて来ました。
それと、大きな足音も。
周りの人はきゃーきゃー叫んで逃げ出しています。私も逃げたい。
でも逃げたらその足音の持ち主が無言で怒り狂うのは目に見えていて…やっぱり逃げるという選択肢は駄目らしいです。


「トール。今日コソハ、」


気が付いたら私の頭上に大きな影。
先程からの騒ぎの原因であるデストロン所属サウンドウェーブです。


「サウンドウェーブ、何度言ったら分かって頂けるのでしょうか?」

「敬語ハヤメル約束ダッタゾ。ヤメルマデ貴様ニ選択権ハ無イト思エ」

「はいはい横暴なロボットだこと」

「ソレデイイ」

「そいつぁデストロンだ! 逃げろ!」


疑問への返事も貰わないうちに新たな人物参入。もうやだこいつら…。
今度はサイバトロンらしい。
暖色系の配色がちょっと目に痛い。


「イカレサウンド…マタ邪魔ヲスルカ!」

「ねーちゃん危ねぇからあっちいってな! すぐに終わるからよぉ」

「貴様ノ惨敗デナ」


その言葉を皮切りに銃撃戦開始。
何でこんなに落ち着いているのかって?
慣れ、よ…。
サウンドウェーブが私に声を掛ける限り終わりは無いんでしょうけど。


「撤退だー!」


あ、遠くからデストロンを率いてる何とかさんの声が。
それを聞いたサウンドウェーブがつかなかった決着にイライラした雰囲気を出す。


「チッ…。次コソハトール、オマエヲ…」

「さっさと帰れこの狂ったラジカセ野郎め!」


そしてサウンドウェーブは意外に口汚くサイバトロンの彼を罵って撤退した。

その後サイバトロンの彼ことブロードキャストさんの心配する言葉を適当にあしらって帰宅。
今日も聞けなかったけど…


「サウンドウェーブは何の用なのかな」


実は声を掛けられる訳を知らなかったり。
毎回脱線したり雑談(主にサウンドウェーブの家族兼ペット)に移ったりして最終的にサイバトロンに追いやられている。
まあまた来たらその時こそ聞こう。





「嫁ニ来テ欲シイダケナノニ…!」

「サウンドウェーブぅ…それは飛びすぎだぜ」





「あの子…可愛かったなぁ…」

「ブ、ブロードキャストが物思いに耽っている、だと!?」

「あの、副官流石にそれは失礼です」





後書き
勢いで一発書きイエイ(^O^)/

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