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自宅でエリーは物思いに沈んでいる。隊服のままベッドで横になり先日メガトロンに言われた台詞を思い返していた。


───話は今度ゆっくり俺の部屋でしよう


エリーは目を閉じて勢いよく起き上がり漸く己の服へと手を掛けた。


「今度って…いつでしょう」


着替えてる最中こぼれ落ちた言葉にはっとして口元を抑える。
今、自分は何と言ったのだろうか。


「期待して…?」


確かめるように呟くとエリーの顔は徐々に赤く染まって行く。ほてりを冷まそうと風呂に飛び込んでシャワーのコックを捻り、勢いよく水を被る。


「知りません。こんな感情…」





「これが恋、これが愛、というものか」


同じ頃メガトロンはディセプティコンに与えられた部屋のソファに体を沈ませエリーを思い出していた。恐ろしいほど平静で己を疑うほど穏やかで。


「エリー…お前も俺を、俺だけを大切に思うがいい」


欲しいものは必ず手に入れる主義なのだ、いくら平穏に馴染もうとその本質は変わっていない。
だが人の心を動かす術を知らないメガトロンは再度誰か良い相談相手でも居ないものかと頭を巡らすものの、思い当たらない。
当てにしていたオプティマスは冗談だと思っていたうちはからかってきたもののメガトロンが本気だと気付いた途端脅威の相手となってしまった。


「ふん。俺様のみでやるしかないようだな…」


だが愛しい女を手に入れるためだと思えば悪くない。
その愛しい女が既に陥落しかけていることになど僅かにも気付いていなかった。





こうしてメガトロンとエリーは違う場所でお互いを想い夜を過ごす。





後書き
文章力低すぎて泣ける><

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