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オートボットの車列が道を行く。
ディーノ、サイドスワイプ、センチネルなどが連なっていた。
無言でひたすら走る集団に、途中合流する車線から3台のシボレー・サバーバンが近付いてきた。
それをしげしげ見つめシモンズがニヤリと笑ったが突然焦りを見せる。
味方ではなく敵の派遣した兵士だ。


「あれは…ドレッズか」

「知ってんのか?」

「ああ…クランクケース、クロウバー、ハチェット。関わりは無かったが」

「そうかい」


好戦的なサイドスワイプとディーノがバックミラーで敵の姿を確認しスピードを下げ始めた。
シモンズの車が襲われる。
しかしナイトレイはそちらには目もくれず少し先に見える黄色のカマロへ救援の信号を送っていた。


「ビー! 敵に襲撃されているから警護を頼む!」

「『任務了解』『合流いたします』」


対向車線を走っていたバンブルビーは急旋回しガードレールの隙間を縫って先頭を駆けるディーノの横に着く。
バンブルビーの窓から身を乗り出し


「ディーノ! センチネルに先に逃げてと言って!」


とサムは叫んだ。
その意図を素早く明確に察知したセンチネルはディーノ越しでなくても聞こえてるのだが、と思う。
そして加速した。
状況判断力に優れるプライムは護衛の守りやすいような位置に移動する。
途中聞こえたサムの悲鳴は流した。
フェラーリとコルベットは僅かに後退し、残るハチェットとクロウバーに並び擬態を解除して攻撃を始める。
本格的に戦いが始まったのだ。


「センチネル・プライム。こちらへ」


ナイトレイは戦闘に参加するのではなくセンチネルの先導者となる。
この辺りは一時期走り回ったため地図より詳しい自信があった。





後書き
出ない主人公w


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