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サムとガールフレンド、そしてバンブルビーを見送りのろのろ戻る。
やはり、何処か違和感があった。
ゆっくり停車すると隣から声が掛かった。
「なぁ、大丈夫なのか?」
ディーノだった。
先に居たのも彼なようで、チカチカライトを点滅させている。
「心配かけたか。すまない」
「んなこたぁいいんだ。大丈夫かそうじゃないか。それを聞いてんだ」
普段の彼らしくない荒れた言動。それだけ本気で心配なのだ。
「大丈夫。ああ…まだまだ、これからさ」
自分に言い聞かせるようなナイトレイを見てディーノは何も言えなくなる。
支えてやりたいが本人は拒む。
頼ってもらえていないと感じて歯痒い気持ちでいっぱいになる。
ナイトレイとしてはもう十分なくらい頼っていたのだが。
オートボット内ではナイトレイとの軋轢に苦しむ者が増えていた。
「サム!?」
「…あの人間の小僧か!」
突如通信が入った。
内容はセンチネルについて。
センチネルが狙われているというのだ。
誰も何も語らず、バタバタ慌ただしく戦闘の準備を始める。
いつしかサイドスワイプもやって来ていたが今はゆっくり話す暇が無かった。
目を合わせ、一言。
「また、後で…話がある」
「ああ」
それだけだった。
応じてくれたことがひたすら嬉しいだけだった。
後書き
バンブルビーより伝言。センチネルを守れ。
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