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「という訳でバンブルビーが帰ってくるんだ」

「そうかそうか」


穏やかに頷くとサムが微かに顔を曇らせている。
だがナイトレイとしてはそれで良いと思っている。
サムには危険な事に関わって欲しくない。
だがナイトレイはそれが不可能に近いだろうとも思っていた。メガトロンに止めを刺し、宿敵オプティマスを蘇らせた少年をあの執念深いディセプティコンが放っとくだろうか。


「危ないことはするなよ」

「…オーケー。考えとくよ」


曖昧な表情を浮かべるサム。
ナイトレイは静かに膝を着き目線をサムとカーリーに揃える。


「バンブルビーが居なかったり、バンブルビーだけじゃ駄目なときは私を呼べ」

「え?」

「即座に駆け付けてやるさ」


呆気に取られるサムの代わりにカーリーが礼を言う。


「勿論、デートの足にだってなってやるさ。バンブルビー以上の選曲をしてやろう」

「あら、それには及ばないわ」

「ん?」


艶やかな微笑みを浮かべるカーリーに先を促す。


「曲なんて耳に入らないくらい盛り上がってるでしょうから」

「か、」


目を丸くしたサム。恥ずかしげに顔を逸らしそうかだの大胆なだのと呟くナイトレイ。そして聞き耳を立てて盛大に噴き出したNEST隊員。


「カーリー!!」


真っ赤な顔でサムが絶叫した。





後書き
メガトロンと打ったらマゲトロンになっていた。
実は一回消えて書き直してたり。

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