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その後、ナイトレイはサイドスワイプに謝るため何度も声を掛けようとしたがタイミング悪く他の者が声を掛けてきたり、センチネルが見定めるような目で会話を求めるものだからサイドスワイプは消えてしまった。
通信で謝るのは礼儀がなっていないし誠意が伝わらない。
密かに落ち込んでいるところサムが話し掛けてきた。
「ナイトレイ!」
「サム! 怪我は無いか? 何処か強く打ち付けてやしないか? 全く君達人間は壊れたら元通りに治すのが困難だというのに無茶をする…」
会って早々小言を言うナイトレイに辟易しながらも心配されて嬉しいという複雑な顔を見せた。
「よしてよ、今回ばっかりは僕のせいじゃないんだからさ」
「そうか。だが、案ずるに越したことはない。気をつけるんだ」
「あ、はは…ありがとう。なんだか心配性なママみたいだ」
「ママ? 母親か」
「うんうん。あ、彼女はカーリーといって僕の…恋人。カーリー、こっちはナイトレイっていうんだ」
やり取りを見ていていたたまれない空気だったカーリーを見ているとサムが慌てて彼女を紹介した。
聞いたことはあったが、本当にミカエラとは別れたのだなと思うとナイトレイはスパークがキンと痛むのを感じた。
未だミカエラとは個人的に交流はあるものの人間同士の縁が切れたのは寂しい。
「よろしくカーリー」
「ええよろしく…ところで貴女、女性なのよね?」
「ああまあ、一応」
「…ふぅん」
「どうしたんだいカーリー?」
「別に、何でも」
「…ああ、カーリー。勘違いしないで欲しいが本当に私達はただの友だ」
「え、ち、違っそんなのじゃ、」
「何? 何なの!?」
「ふふ…いくら私でもサムをそういった対象に見るのは無理がある」
「…ごめんなさい、ちょっと仲のいい貴女たちに嫉妬しただけなの。無礼を許して下さいな」
「君達は良いな。心の底から愛し合っているのか」
「嫉妬? え、何? 無礼?」
何なのさ!?
クスクス笑い合うナイトレイとカーリーを余所に、一人話を読めないサムが絶叫した。
後書き
ちょっとほのぼの。
会話ばっかでごめんなさい…。
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