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オプティマスがビークルで引きこもっている間、ナイトレイは質問に襲われていた。
不思議そうにラチェットが尋ねる。
答えた直後アイアンハイドががなった。
「一体何故アイツに殺されなかった?」
「ショックウェーブは私の友だ。更にいえばこの星に行けと私に言った張本人でもある」
「それよりも!何故撃たなかった!?」
「…撃てる、つもりだったんだよ。でも、名前を呼ばれたら、あの頃の記憶が蘇って…!…彼だけが何もせずに接してくれたんだ」
頭を抱えてフラッシュバックに耐える。
その辛さを周りは理解出来ないが、想像に容易い。
ナイトレイに特別な思いを抱く男らは気まずそうに目を逸らした。
「よせアイアンハイド。…何を言われたんだ?」
「サウンドウェーブがお前を探してる、だとさ」
「サウンドウェーブが…?」
そんな奴いただろうかと思考を巡らす。
いや、やはり記憶にない。
「私がディセプティコンに所属する事になった元凶だよ。偽の情報を流して…きっともう、見つかってるだろう。動向なんてバレバレだ。情報参謀の名は伊達じゃない」
その言葉に納得した。
そう軽々と参謀…しかも情報参謀が姿を現すことはないだろう。
「まさか、サウンドウェーブが私を追ってるなんて…どうしよう!?」
「落ち着け、」
「駄目だ逃げるしかないもうあんな日々に帰りたくないんだ自由を味あわせてから連れ戻させるなんて御免だ止めてくれ私はああ分かった従えばいいのか違う私は、」
「落ち着け!!」
「やだよ…助けて…」
普段とは違う弱々しい姿にオートボットの面々は困惑した。
凛々しく強い彼女と恐怖に震える彼女が重ならず違和感ばかりだ。
そんなどうも出来ない空気の中ミアリングの訪問が知らされる。
これ幸いと言わんばかりに大半がオプティマスの方へと向かった。一部はナイトレイの周りで戸惑っている。
中でも気心の知れている方だと自他共に認めるサイドスワイプがナイトレイ触れようとすると、振り払われる。
そのままトランスフォームしてナイトレイは自分に与えられた空間へと戻った。その場に呆然と佇むサイドスワイプらを残して。
後書き
ナイトレイさんのトラウマでした。
友に会えたのは嬉しいけど嬉しくない。
相対したその時は倒せるつもりだったけど覚悟仕切れていなかった、です。
20110819
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