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驚きながらもドリラーへ攻撃を加える。
奴がオートボットと人間に牙を剥いている事にかわりはない。
地面を自在に這うドリラー。オプティマスと挟撃し、攻撃は当たるもののあまりダメージを与えられた気がしない。
そんな中、司令官の一撃はドリラーに打撃を与えた。
怯えたドリラーを落ち着かせる為か状況を把握する為かコックピットが開く。そして主が姿を現した。
「ショック、ウェーブ…!」
キョロキョロと周囲を見回す彼と目が、合った。
キュイイと音を立ててモノアイが小さくなる。瞬間、時間が止まったような気がした。
「ナイトレイ、」
「お前はショックウェーブ!」
オプティマスの声が響く。
ショックウェーブは身体の向きを変えてオートボットと対峙した。
ナイトレイに背を向ける形だ。オートボットの一員として、この隙を有効活用しなければいけない。
ナイトレイは武器に手を掛ける。
「オプティマス…」
ショックウェーブが司令官の名を呼ぶ。そして右手を構えた。
その威力を知るオプティマスは声を上げ、己の背後にタイミング悪く現れた人間らを退避させて防具を構える。
轟音と共に凶悪な一撃が発射された。
周りの物が衝撃で吹っ飛ぶ。地面が大きく抉れる。
全身全霊を以て何とか防ぐが二度目を凌げる自信がない。オプティマスは勢いよく顔を上げてショックウェーブの次の行動を見極めようとした。
が、次は来ない。
彼が見たのは仲間が敵に武器を向け、敵はソレを見ているだけという不思議な光景だった。
ドリラーのコックピットは位置を変え、仲間のすぐ傍。
敵が仲間の名前を呼ぶ。
仲間が崩れ落ちる。
敵はそんな彼女に手を伸ばした。
「ナイトレイ、」
オプティマスは冷静な部分では今更手遅れだと分かっていたが逃げろと叫ぼうとした。
その必要は無かった。
「 」
ナイトレイの顔をショックウェーブは優しげに撫で耳元で囁く。
そしてオプティマス達の方へ向き直り。
コックピットを閉じてその姿を消した。
残されたのは茫然自失とするナイトレイと、状況が掴めない仲間達だった。
やがてオプティマスが動く。
無言で移動し、レノックスの拾い上げた燃料棒に近寄る。
そして唸り声を響かせた。
「何故、此処に?」
「何なんだ、それは?」
「これは遥か昔に失われた…オートボットの船のエンジンだ」
後書き
ショックウェーブとナイトレイは知り合いでした。…バレバレですね。
基本私の書く話は贔屓が激しいのでわかりやすいです←
核燃料をエネルギー源とする人物です。
20110818
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