▼ 昔のメモ
どうしようもない。
私は結局そういう奴なのだ。
自分に言い聞かせるその言葉は知らぬ間に身へ染み込み、心臓を縮こませた。
キラキラと輝く彼らの元には居てはならない。
霞ませてはいけない。
自分勝手に相手を思いやるが故に身を引き、どうとも出来ない寂しさに心を裂かれながら愛することを止められない。
光と共に歩むとはそういうことだ。
世界は鈍色に染まり疲れ果てた人々の顔ばかりが目に入る。
繰り返す毎日に生命を削られ死を待つだけの人生。
彼女もつい一時間前、その人生を過ごす人間に加わったのだ。
2019.04/28(13:54)