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獄寺隼人。漫画を読んでたときは十代目命で他のことは一切興味ないと思ってた。
実際会うとまぁ十代目命は変わらないが、ちゃんと周りもよく見ている。
(やっぱ違うもんだよね)
「…獄寺君はこの世界好き?」
「は?何言ってやがる」
「例えば今が楽しいとか幸せって」
「そんなの幸せに決まってるだろ。俺は十代目の右腕として生きて行けるんだからな」
「じゃあ十代目がいない世界だったら?」
「お前…変なこと聞くな。十代目がいない?有り得ない、そんなこと考える事すら俺はしない」
「そっか」
「…お前は?この世界好きなのか?」
「え…。分からない、かな。このままだと嫌いになるかも」
私は好きになれるだろうか?
20111119