2014/01/31 13:32
没ネタ。推考どころか読み直しもせずにあげてます。
何番煎じのご都合主義で、もう本当私がやる必要がないキョウグリ
幽霊なんている訳ない。切り裂けない敵なんている訳がない。
「幽霊に怯えて疑心暗鬼に町中がなっている。」
長く連れだったドードーを亡くしたおじいさんが言っていたが、一笑して「そんなものはいない。」そう、断言した。それでもおじいさんが納得しない様子だったから、ならばと勇んで幽霊がいるとされるタワーにグリーンは向かったのだった。
体が、動かない。
腐ったポケモンが蠢き、最上階までいく邪魔をしてくるものだから炎で燃やしつつあがっていた。次のフロアに足を踏み入れた時である。急に体が痺れるように感覚が鈍り動かせなくなった。
どういうことだと思考を巡らせていると、首筋に這うように手が絡められた。
「蛇に睨まれた蛙のようだな。」
少ししゃがれた、決して若いとは言えない男の声が背後から突如聞こえてきた。全く気配もなく現れたものだから、少し冷静さが失われたのだろう、肩が跳ね上がる。しかし、思考の霞みがかったような鈍さは払拭されない。
「おや、お前は……ふふ、そうか。」
何か含みのある物言いを疑問に思っていると、後方へ引っ張られた。
ぐらり、
体が傾く。そのままもと来た道を真っ逆さまに転げ落ちていった。
痛みに霞む視界、体の崩れた死体が自身に群がってくるのを最後にブラックアウトした。
体が、重い。
思うように動かない。
息苦しさに、身じろぎをしようにも自由が利かないのだからしようもない。
フラフラと歩く感覚だけ感じ取る。他は全て曖昧に霧に撒かれて感覚すらも覚束なかった。視界も見えているのかいないのか………
「いっ…!?」
いきなり膝から力が抜け、からだが崩れ落ちたことにより覚醒したことを認識する。膝を床に強く打ち痛みに声が漏れた。
「無様だな。」
くっくっくっと喉を鳴らし、見下している男に気づく。見知らぬ男だ。しかし、胸元で悪趣味に存在を主張しているRの文字は所属を示しているものであると知っていた。
無言で睨み付けると男は殊更面白そうにする。
起き上がろうとして、両腕を一纏めに拘束されている事に気づく。
「…何のつもりだ。」
「いや何、あの有名な博士の孫がわざわざ捕まりにきたんでな、様子を見ておこうと来たんだ。」
鼻につく含み笑いのする男は完全に煽ってきている。バカにするようにこちらを窺ってくる様に腹が立つ。
思わず舌打ちをすると男は満足そうに笑みを深め大股で近づいてくる。
「どうだ?俺の操り人形になる気分は。」
顎を掬われ、視線を上にあげさせられる。
操り人形?何を言っている。
グリーンには、目の前の男が何を言ってるのか全く解らない。
「んんー?もしや自分が操られている事にも気付いてなかったのか?ん?」
煽る口調は男の癖なのか、馬鹿にした様子が腹立たしい。
01/31 13:34 研究員Rとグリーン
これも没ネタ。てか前記事と両方、飽きてもう書かないと思われ。エロはやっぱ難しい。しかもショタは難しい。
じいさんのけんきゅうじょにあそびにきていたときだ。
「グリーン君。」
けんきゅうしゃのひとりが名前をよんだ。おれがふりむくと、けんきゅうしゃのおじさんはほほえむ。そのまんまおじさんにだきかかえられた。一気にしかいが高くなる。
「ないしょの、良いこと教えてあげる。」
耳の近くでささやかれた声がくすぐったかった。
「いいことってなんだよ?」
「上手に出来るとおじいさまも喜ぶよ。」
そうなのか?なにすんだ?
きくとおじさんは「まずはシャワーあびようか」と言っておれをだっこしたままあるきだした。おれははずかしくって、じぶんであるくといったのだけど、「私がだっこしてたいんだよ、おねがい!」といわれ、しかたなく大人しくしてやった。
03/15 15:12 短編?落ちないです。
人が俺を苛んでくる。夢が俺を苛んでくる。
自分で自分を呵責している。
なぜ、あれだけの短期間すら防衛出来なかったのか。
なぜ、祖父をがっかりさせたのか。
なぜ、
そればかりが頭の中を駆け巡り、蹂躙し掻き乱して気付けば朝になっていた。頭の中で開かれている反省会は終わらない。
けれど、この淀んだ空気の中で延々と考えるより外の澄んだ空気を吸えば気分転換になるのでは、とあまり気乗りはしなかったが外出の支度を整える。第一、姉が引きこもりを良しとする筈がない。
何も考えずに玄関の戸を開くと、待ち構えていたような声がし驚いた俺は思わず顔をあげた。
するとどうだ、目の前には沢山のマイク。それに犇めき合う人間の塊。なんでこんなものが家の前にある。
塊は、矢継ぎ早に質問を投げ掛けてくる。マイクを突き付けてくる。
全てが攻撃に思えた。なぜ、祖父の期待に応えられなかったのか、責め立てるのだ。これはただの質問ではない。暗に責め立てている。そして言い訳を懺悔の言葉を述べさせようとしている。
マイクで言葉を一言一句逃さず全て録音し、放映されるのだ。本人はこんな事言っていますが所詮は負け犬の戯れ言だと、笑われる。
実際は、旅立ったのも最近の若き新米トレーナー二人がチャンピオンの座をかけて戦い、それがまさか同郷の幼馴染みだった。しかも片方はかのオーキド博士の孫であるなど記事にするにはいいネタなので記者は二人の関係を聞きに来ていたのだが、グリーンには食い物にされると言うことしか伝わらなかった。
後は本人の精神が勝手にこの状況へ恐怖をもたらし責め立てている。
たまらずグリーンは戸を閉めた。戸を閉めても、外から責め立てる声がした。
階段をかけあがり蹲る。
自室から外を覗けばカーテンの向こう、窓からも負け犬の姿を捉えようとするカメラがある。
部屋に逃げ込んでから数時間、気付いたことがある。
部屋にいるかぎり逃げ場はない。出口にあの塊は在り続けるのだ。ならば、外に出るしかない。外に出て、遥か遠くの土地へと行けば、きっと静かな世界が待っている。
いっそ、カロスでもイッシュにでも行ってしまおうか。ツテがないわけではない。
これはなんともいい案に思えた。なるほど、海外ならきっと騒ぎにもなるまい。
そうと決まれば、行く足だ。フェリーや飛行機は待ち構えられ、最悪同乗しなければならない。ならば残されるのはポケモンか。カイリューなら行けるだろう。この種族は地球を約16時間で一周する。ほぼ変わらないスピードのピジョットと交代でいけば二匹ともの持久は心配ない筈だ。
決めたらグリーンは、早急に自室の窓から飛びだった。
03/24 01:02 短編ワタグリ
※事後
「はっ、…ぁ……はぁ…」
体を力無くベッドに横たえ喘いでいる少年は自分の体格よりも一回りも二回りも小さい。
そんな見た目実年齢共にお子さま相手に負担を強いる役目を担わせているわけで。多少の罪悪感はあるが、圧倒的に優越感の方が上回っていた。
まさかトキワジムのジムリーダーとチャンピオンが大人の戯れをする仲だとは誰も思うまい。会えば憎まれ口を叩き合い、歳だってちょっと離れている。その歳の離れたガキにさえ優越感を抱かなければいけないのは、彼がませたガキで実力では悔しい結果を叩き付けられる事になるから。
「ッの、ぜ…っりん野郎…っ!」
「ははっ、全然怖くないよ。」
息も絶え絶えに憎まれ口を叩く少年はベッドの上では可愛いものだ。自分の下で急所を晒し、可愛らしい少年の声で喘ぐ。恐らく、ネコの素質もあったんだろうし相性も良かったんだと思う。
おかげで彼は今肢体を脱力した状態で投げ出し息をあらげているのだ。
仕方ない、グリーンは俺が2回達するまでに倍は達していた。しかも、異様に感じていたし、自ら腰も振ってイヤらしかったもので思わずそのまま行為を続行させてしまったから辛かっただろう。まあ、全てネコの負担で俺にはあまり負担はないが。
まあ丁度いいくらいだろう。
「涼しい顔しやがって…!」
「今日は暑くもなく過ごしやすいからね。」
見当違いな返事をすれば潤んだ瞳に睨み付けられる。それを笑顔で受け流し寝室を後にする。
そう、何が丁度いいって…。
体力だ。
乱れまくるお盛んな少年と同じだけエンジョイなんか出来ない。体力の限界が見えるのは悔しいが正直3ラウンド目には突入出来そうもない。
大人の余裕を見せつけようと意地で涼しい顔を決め込むが、つまりは仮面の下で息も絶え絶えということだ。
「もう歳かな…。」
台所で一人、ワタルはお湯を沸かしながら頭を抱える。