2013/03/03 01:08

妄想(短編じゃない)

王様に見初められたグリーンが、王様の元へ来ないなら村ごと大事なものやきつくすって脅されて、王様の妾になりにいくってやつなんすけど、色々会ってグリーンは嫌われ役を演じて村を去ります。色々っても「グリーンの居場所なくせ」って言われてた将軍に唆されてなんですけど。
そして一度だけ、それでも一度だけレッドと話したいと、いくらか年が経ったときにいいます。王様は「その肌に誰も触れさせないなら」と許しを出す。
そしてグリーンは未だ半信半疑だったレッドを突き放すことによって、レッドとの未練を断ち切ります。レッドは今まで信じていた分、恨む。グリーンを恨む。
グリーンは約束を守り、レッドに諦めて貰ったから、もう王様の物でしかないから引きこもる。
王様が暇潰しにと与えた小説や、史書とかずっと読んでるから現実にあったとかは知らんが知識は膨大。だけど、殆どベッドから動いてなかったから、外の世界も知らんし力もない。
そして王様の圧政に耐え兼ねた反乱軍に簡単に誘拐されてしまう。
そこにはレッドがいたけれど、グリーンは気付かない。レッドは知った上で誘拐してる。知ってたからこそ王に愛されてるコイツを利用しようという算段。
でも一緒にいたタケシに
「本当にそんなに酷い奴なのか?グリーンは。」
って言われる。
頑ななレッドは「俺の言葉が信用できない?あんな薄情な人間の方が信じれるのか?」って言うけど、
「俺はレッドを信じてるさ、だからこそ、過去のお前が信じて慕った奴がそうとは思えないんだ。」って言われてちょっとぐらつく。
そんな中、グリーンに限界が訪れる。グリーンがすっかり大人しくしてたし、村を離れたのも10年ほど前だったから愛着も薄れたように感じたけれど、レッドと気付かないでも近くにいたせいか夢の中で王様が村ごと大事な人たちを焼き殺してるのを見て、取り乱す。
そっから異常に怯え出すからはたから見たら狂ってる。
反乱軍の人達が殆どいないで見張りが一人の時にグリーン脱走。
王宮殿に戻る。王様も村を焼こうと実際してて、グリーンはギリギリ間に合った。
けど、多分言ったらあの人達は殺されるって思ったから自分が抜け出したって言っても信じて貰えない。過去に妬んでグリーンを虐めてた婦人も庇ったこと有ったから疑われてる。
村を焼くぞと脅されて、知らない反乱軍よりやっぱり村が大事だったからグリーンは反乱軍の事を話す。
王様はちょっとグリーンが自分を責めながら吐露していく自虐的な様子を見るのも楽しい。
そしてグリーンに言われた方角を調べあげ反乱軍の根拠地は消される。
その際下手打った人は殺されたし捕縛もされた。
中には、タケシもいた。タケシは他の人たちを庇おうとしたリーダーのレッドを庇って捕まった。「お前が捕まったら誰がみんなを率いるんだ。」って。
グリーンは、ぼーっと連れ出されて処刑されてく様を見てたけど、王様がぼやいた「にしても守ろうとしてた奴等を逆に殺すなんてね」みたいな、台詞聞いて衝撃。王様は、捕まえにいった将軍が村にいたときのレッドを覚えていて反乱軍にいたことを伝えてるから、レッドが反乱軍なのを知ってる。ただしグリーンがレッドと知ってて白状したと思ってる。グリーンが家族の生活費と村を焼かないという条件で来たからレッド<<<村って思ってる。
グリーン絶句。
思わず処刑寸前のタケシに向かって生存確認。タケシが答えようとしたら、王様が口出し「死んだよ」って。適当に頭のない死体を見せられる。
グリーンもう決壊して、頭から自分の行動の枷の存在も忘れて王様後ろから殺そうとする。鈍器で殴ってざわついてる間にタケシの拘束ほどくし、また捕まえようとする奴の妨害する。
そんなしてたら王様ぶちギレてタケシいいからグリーン捕まえろってなって、グリーン捕まる。
そのあと村を焼きにいくのに連れてかれる。グリーン放心状態で傍観しててなんも解ってなかったけど、割りとみんな生き残った。村は焼かれたけど逃げてなんとかなってた。
けど、グリーンの姿は皆見てて、「コイツのせいか」って恨まれる。
そしてグリーンは首辺りに奴隷の印押されて追放される。
飾りとかもそのまんまだけど、何も持たされてないし、奴隷の印は丸見えだから迫害されるし凌辱されるしボロボロ。
だけどずっと歩いて、内蔵も売ってグリーンは一点を目指す。
それはグリーンがずっと恋しく思ってた草原。レッドとかけっこした所。
一方生き延びてたレッドは他の生き残った人達と集まり、タケシともなんとか合流。
タケシもレッドが生きてるのか信じてはいたけど確証がなかったから安心。
「よく生き延びたね」と歓喜するレッドに事の顛末を話す。グリーンは「村の人たちに手出ししないって約束だったのに!」みたいな事を泣き叫びながらタケシ助けたから、レッドの生存は知らないけど、ここでレッドは真相を知る。
そこからレッドの本気で王を潰しにかかる。
そしてその際に、王の圧政が少しマシになった時期があって、それがグリーンのおかげだったのも知る。

グリーンは、道で倒れてるところを老夫婦に救われなんとか村に到着。
けど、自分が受け入れられる訳がないと言うのは重々承知してる。
だから、焼け跡から復興作業してるから「死ぬまでこき使って良いから」って土下座までして頼み込む。
結構無理難題言われても頑張る。倒れてもまた起き上がって頑張る。
加えて、焼け焦げた森も老夫婦に教えて貰った方法で植樹して直そうとしてる。
寝るのも家無いし、家族も焼け死んだと思ってるから木に凭れて外で寝たり。
本当はグリーンの祖父も姉も生きてるし、両親も親不孝なグリーンに憤慨して早急に村は出てから村焼きで死んだ訳じゃない。
けどグリーンをみんな嫌ってるから誰も教えてくれない。

そんでついにレッド王を討って帰還。
村の人たちに、後で色々知った、グリーンは何も悪くなかったし、寧ろ今まで守ってたに近いことを説明。でも信じて貰えない。
グリーン迫害は完成してたし、レッドまでグリーンにたぶらかされた扱い。
仕方ないからとりあえずグリーンに会いに行こうとするんだけど、この時もう手遅れで、グリーンは体も碌に動かない段階。もうすぐ死ぬレベルまで弱ってた。
グリーンも、死に場所はここがいいって村に戻ろうとしてたし、ご飯も摂る必要がないもう生きる意味がないってなってたから衰弱も早かったのに労働や、夜の相手もしてたから尚更体は壊れてってた。
会いに来たレッドが自分がレッドだと言っても理解した様子じゃない。
グリーンは「なんでレッドのいる天国にいるんだろう」って感じ。

最後、レッドに抱えられて草原で死を迎えるんだけど「懐かしいなぁ、またかけっこしたいなぁ。ああでもレッドいないや。俺のせいで死んだんだ。」って自分責めながら死ぬ。



05/28 18:32

悲しく、非力な自身が疎ましかった。
悔しく、世界の構造を憎んだ。

怒りは、呼吸の仕方を忘れさせ、俺は血の池に沈んだ。

わらわらと虫が沸くように沸いてくる奴等は俺を殺せと叫んでいる。
俺を殺せ、でなければ掬われないぞと叫んでいる。
俺は傍観していた。
手は作業を無感情にこなしていく。

俺は、ただ、アイツと幸せになりたかっただけなのに。
引き裂かれた関係に絶望したら、今度は体を引き裂かれた。
絶望は手にまめを作った。俺はその作業をただただ傍観していた。

世界を恨んだ。
世界に憤り、憎んだ。
世界は俺を恨んだ。
俺に憤り、往ねと叫んだ。

わらわらと虫が沸くように沸いてくる奴等は、俺を殺せと叫んだ。俺を殺さなければ掬われないぞと叫んだ。

なら、俺が掬われるためには誰を殺せばいい?
見渡す限り、鉄錆色の世界に新たな赤を上塗りする。
望んだ色に、望んだ人物の姿を重ねる。
しかし、望んだ世界にはならない。

引き裂かれなければ、こんなことにはならなかった。
俺はどうやったら掬われる?
こんな世界うんざりだ。

世界は俺を憎み、俺は世界を恨んだ。





俺が殺すべき奴が現れるのを俺はこの地で待つ。


阿修羅立像


06/21 16:33

「そいつに構ってやるな。」

静かな声がした。
森の奥、姿の見えない声に惑わされレッドは帰り道が解らぬほどの深みに入り込んでしまい、困り果てていた時である。
声に呼応するかのように自身の着物や髪の毛を引っ張っていた「何か」は俺から離れていく。

「あっちにまっすぐ行けば都だ。」

声の先をみやり、目を見張った。
知っている人間の風貌からかけ離れていた少年は、しかし確実に人間であり、この世界に存在していた。
少年の示した方角に気を取られていると、直った時には既に異様な風貌の彼は消えていた。
彼は鬼だったのか、レッドは首を傾げる。

この少年が、都を鬼より守る結界をはる一族の次期族長であることを知るのは、それより半月経過した頃であった。

「俺の名前はグリーン。」



07/09 18:00

ヤ「もしこの面子がRPGだったら〜」

ヨ「サヨは踊り子だな。確実に。」
テ「うん」
ヤ「意義なし」

ヤ「アキエは…武人?」
ア「!?」
ヨ「武wwwww人wwwww」

ア「そういう小手調べは勇者ね。真っ先に突っ込んで死ぬ。」
ヤ「人が気にしてること言うのどうかと思いまーす!」
ヨ「でも意義ねぇわ」
一同「うん」

ヤ「そういうお前は賢者だよな。前線出ないタイプ。出たら死ぬ。」
テ「あー、成る程。」
ア「ヒビキ君相手取った時思い出すわね。」
ヨ「それお前らもだろ。」
一同「……(撃沈)」

サ「ねぇ、テンは?」
ヨ「治癒者。」
ヤ「お前と役被ってるよ。」
ヨ「だから、治癒者」
ア「あっ(察し)」

総論
ア「えっ、勇者・武人・踊り子・賢者・治癒者?えっ?」
ヨ「バランスわっる。」
テ「前線特殊と後衛物理が見事いないな。」
サ「コレは4面位になった途端即死ね。」
ヨ「あー、特性とか敵が使い出すくらいな。あの一筋縄じゃいかなくなる。」
ヤ「あっ、なら、ヨシノリアーチャーで、テンが賢者は?」
テ「あー、そしたら前衛の特殊はいないけど確かに。そこはアイテムカバーでいける。」

けってー。


おまけ
ヤ「なあ、リーダーは?」
一同「…魔王?」
ヤ「……」
ア「だってあの漂うラスボス臭」
テ「レッド君が主人公だったら確実に魔王。」
サ「実際待ち構えてたらしいし、今も最後の砦だし」
一同「魔王だわ…」

グ「何してんのお前ら。」
ヨ「うわっ出た魔ぉ…」
ア・ヤ「お帰りなさいリーダー!!!!!!」


平和。


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