201201/30 21:28 視界のかくれんぼ
目隠しをして 視界の利かない俺に
こっちだよ
と声をかける
こっちだよ
またこえがする
俺は近づく
そのまま一歩踏み出したらプレゼントが目の前にあるよ
俺は違和を感じた
けれどそのまま踏み出した
風が吹き付ける
体を包む極寒に浮遊感絶頂から最下層へと落ちる
ああなんてプレゼント
02/05 00:57
やっほー、雪山の仙人レッドですよー。全国の皆さんボンジュール☆
さて、今僕の手にはB5サイズの本が握られています。
なぜか僕の好きな人が後輩にバレて渡された本です。
「入れるのと入れられるのはどっちがいいですか」って聞かれて、使役なんてゴメンだと適当に答えたら
「世間の目です。」
って渡されたんだけど、内容がひどいのなんの。お前何歳だっけ?って内容で。
僕には刺激が強すぎる。
だけど、コレは僕の確かに望んでいることで、
僕の我慢が聞く筈もないんだよね。
02/05 01:14
今日はにわか雨が丁度出勤時間に重なった。
ヤスタカは早めに来ていたから難を逃れたものの、コレは……
「雨降るなんて聞いてねーよ!!」
ああ、案の定。御愁傷様です。
リーダーは来るときはいつも早めに来るのだ。コレは朝練してる俺だけが知ってる事実。
自宅通勤のグリーンさんがずぶ濡れで控え室に飛び込んできた。暖房だってつけたばかりなのに。
「今タオル持ってきます!」
「ああ、頼む!あと服も!」
だなんて、
扉に向かいながら振り向いたらあろうことか、リーダーはいそいそというには随分男らしく服を脱いでいた。
ジャケットは投げ捨て、なかのトレーナーも脱ぎ、ズボンにいたっては下着ごと脱いで、いわゆる全裸。
思わず絶叫したくなる、というよりした。
「ななな何やってるんですかリーダー!!」
あわてふためく俺をよそに「なんだよ女子いねーだろ?」とのたまうリーダーは服を来ている方がこの季節は冷えると判断したらしい。心臓に悪すぎる。急いでトレーナーを脱ぎ、リーダーにかける。
あったけぇと呟くリーダーを部屋に置いて俺は急いで服とタオルをとりに短い距離を走った。
彼は、自分の魔性に自覚がないのだからタチが悪い。
そんな慌ただしいヤスタカをよそにグリーンは、トレーナーをだきよせ
「ヤスタカの匂い……」
とだけ独り呟いた。
02/05 01:29
「ただいまー、」
未婚の俺が部屋に帰り言ったところで、寂しさが募るのが関の山とお思いだろう。ところがどっこい、俺には帰りを待ってくれる人物がいる。
赤毛の大学生は返事をするでもなく睨むように一瞥したあと、無言でキッチンに向かった。
机に広がる参考書が閉じられてるから、俺が帰るまでご飯は食べずに待ってくれていたのだろう。ということはさっきのにらみつけるは「待ってたからお腹空いただろ」ってところか。素直に待ってたと言えない辺り可愛いやつ。
「冷めたじゃないか。」
「おー、待っててくれたおかげで俺は恋人と飯が食えるぜ。」
あからさまに待っててくれたを強調すれば一瞬にして赤くなる顔、からかいがいのある後輩だなあ。
食事も終わったあと、ぶっすーと不機嫌になる後輩の頭を笑いながら撫でてやると、体を押され、俺は抵抗せずに倒れてやる。
「今日はもう手加減してやらん。」
「へぇ?そいつぁ楽しみだ。」
ネクタイに手をかけるシルバーの頬をするりと撫でれば「後悔するなよ」と声が降ってきた。
02/05 22:03
「もうっ、いい加減にしてよ!」
姉の怒声に、びっくりした俺の肩は萎縮した。
そして、今の行為はいけないことだと認識する。
寂しがりの俺が両親もいなく、祖父も後天的自閉症をもったような研究に没頭するような人だったから甘えられるのは姉だけであった。
ワガママや、ケンカであれば自分の非もわかるからしてはいけない理由も解るのだが、甘えるのがなぜ駄目か理解できなかった俺はただただ寂しかったが、姉の嫌がることはしたくなかったから独りで生きていけるようにしなくてはと、幼心に決意した。
そうして旅に出れる年齢になった俺は自炊なども学ぶって目的も含めた旅だったが、やはり、レッドに勝ちたい負けたくないという気持ちが勝っていた。純粋な気持ち、そして、甘えられない代わりに姉に祖父に少しでも構って貰いたいという気持ち。まあ、そのせいでレッドに意地悪もしたが結局裏目に出たわけで。姉は俺にうんざりしてレッドを可愛がった。
「俺、トキワで一人暮らしするよ。」
ジムリーダーになって一段落着いてから姉に告げた言葉は、心配はしてもらえたが、反対はされなかった。
してほしかった訳ではないけど、やはり自分は姉の枷だったのかと否定したい気持ちばかりが溢れてくる。
だから、これ以上は枷になってはいけないと引っ越しの準備も独りでこなし、はやくに終わらせ撤去した。
そうしてわかる家事の大変さ。
旅はまだ時間に縛られていなかったから良かったのだ。だが、職につき一日でまわさないといけないスケジュールに俺のめがまわる。
そりゃ、姉ちゃんも俺の甘えたがりにうんざるするよ、
そんなの構ってられる筈ないじゃないか。
やることの多さに削れる時間なんて睡眠時間と食事位で、俺の体重もずいぶん減ったもんだ。
だが、逆にゆとりを持とうと早めに寝ようとしても何もせずに寝ることが不安で結局寝付けないで睡眠時間も変わらない。
コレが、俺の体調管理を怠っているというのは理解に及ぶものだったが、重大さに気づくのは事が起こってから。
ジムでぶっ倒れた俺は、半日以上たってから挑戦者に発見され病院へ搬送された。意識のない間に姉に連絡がいっていて、また姉に迷惑を掛けてしまったことに罪悪感が募った。
02/08 08:29 スペ短篇
会話を繰り広げるのは俺が避けていたが、今は俺は必死にアイツの名を呼び続けた。
(レッド!レッド!!)
「大丈夫か、グリーン」
しかし、俺の叫びは声になっていないのかレッドは俺を見はしない。「俺」らしい人物を労っている。
「チッ、変な技かけやがって…」
ポケモンタワーに入ってキョウにやられ、目が覚めてからはずっと霧の中を歩いていた。
そうして音がする方へ向かえば、戦闘しているポケモン達。指示を出しているのはどうみてもレッドと俺だ。
しかし、俺の意識はここにある。どういうことだ。
正気に戻った後も、俺の意識は空間に放り出されたまま話が展開していく。
レッド、お前は誰と話しているんだ。ソレは俺じゃない。お前は誰なんだ。
キョウを撃退して俺の体はシオンタウンを去っていく。俺は後をついていった。
そこで、ふと体がシオンタウンを振り向いた。どうしたと言うんだ。
違う、コイツが見てるのは
俺だ。
目の前の存在が口を開いた。
「コレからは、俺がグリーンだ。」
ジャアナ、今までのグリーン。
不敵につりあがる口角。
俺は去っていく奴を捕まえることも引き留めることも出来なかった。ただ、見れるだけ。