真夜中の雑音 後


暴力的エロ注意
モブグリ←レッドみたいなの


レッドが来なかった日どうしたのだろうと思いつつ、11時に終わったと言うこともあり、普段より早いため気にせず帰ることにした。
途中レッドに電話を掛けたが繋がらずさては洞窟で寝てるな等と考えてしまっていた。
昨日レッドが焼け野原にした所まで辿り着く。大体一番道路の中間辺りだ。
草の生命力には驚かされてばかりだが、改めて感心してしまう。既に全体的に緑になっており、ポケモンが潜むことは難しいものの草食ポケモンは食べやすいだろう背丈ほどまで伸びている。
そんな中にやけに対照的な色が目についた。
それは人の形を成しており、明らかに一緒に帰ってくれていた親友の特徴と合致していた。
しかし、額からは血を流しており、口には猿轡をはめられ、手足はそれぞれ一纏めに拘束されていた。
目が閉じている。


「………ッレッド!!」
気がついたら彼の上体を抱えあげ名前を呼んでいた。しかし、彼は目を覚まさない。どうやら気を失っているらしい。
頭を強打したらしい彼の上体を丁寧におろし、不用意に持ち上げた自分を呪いながらもポケギアにある病院の番号を探す。
「どうしてこんな…」
「馴れ馴れしくしたからだよ。」
返ってくる筈ないぼやきへの返事に咄嗟に振り向こうとするが、それより速く顔を地面に押さえつけられてしまった。

確かに、レッドはバトルは強い。しかし、ポケモンバトルがだ。他に関しては普通の男子と変わりない。なのにレッドだから油断してしまった。
レッドは来なかったのではなく、来たときに不意討ちされてしまったのか。
「なんで、レッドを……ッ!!」
そういいながら起き上がろうとするが腕も頭の上で押さえつけられてしまいまさしく手出し出来ない状態にされてしまった。
屈辱的な事に片手で押さえつけられてしまっているようで、もう片方の手は俺からボールを奪っていった。
手ががっしりしてるから男だろう。声では男が着けてるマスクでくぐもってしまい解らなかった。
なんで、俺が男にストーカーされねーといけねんだ。
「きりさく」
男の淡白な声がポケモンに指示を出すとポケモンが背後で小さく泣き俺の服だけを切り裂いた。
今の鳴き声はサンドパンだな。くそっ。
ボロボロになってしまった服の切れ端をとり、男が俺の手を切れ端で縛る。
嫉妬の対象となってしまったレッドも殺されてないところを見ると殺されはしないんだろうが、服だけを切り裂かれた時点で悪い予感しかしない。
仰向けにされ黒い影が覆い被さってくる。
抵抗で蹴りを入れようとすると足を掴まれ、もう片方の腕が首に伸びてきた。
そのまま徐々に力が篭っていき、視界が白んでき、意識が薄れたときに手を放される。
「ゲホッ…ケホッ………」
いきなり空気を取り込む羽目になり、噎せていたが、クリアになった感覚がやけに冷たさを伝えてきた。そして、足首は掴まれている感覚があるが、男の両腕は男の顔近くにある。
「はな、せッ変態………!!」
下半身を露出させられ、挙げ句視姦されてしまいどうしようもない羞恥に駆られる。
言葉の抵抗と身を捩らすことしか出来ないで、それでも無駄だと知りつつ抵抗は続けた。しかし、不意に自身に生暖かくヌルリとしたものが被さってくる。
「っやぁッ……!」
予想していなかったいきなりの事に思わず声をあげる。
「ヒッ…」
続け様に巻き付くように舌で、咥えている部分を舐められてしまい、気持ち悪くも甘い刺激に身を捩らすことしか出来ないで、唇を噛み締める。
すると、声を押さえるのも憚れたのか膝を肩で固定され、空いた手で俺自身を扱いてくる。
「やっ、………っひ!あっ、んぅ!」
激しく扱かれ、あられもない声をあげてしまう。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!
グローブで体温を感じられなかったのも俺自身を扱く事で温度を持ってきてしまう。温度を持ち出したのとほぼ同じに下からグチュグチュと濡れた卑猥な音まで聞こえ出す。
「ひゃあ!!」
いきなり横腹を撫でられ体が跳ねる。そのままラインを沿って太股も撫でられ、手が移動する度にみっともなくビクビクと反応してしまう。
「うあ゙ぁっ、ん!」
感じたことの無い後口への衝撃と痛みに掠れた矯声があがる。内側から圧迫されるような感覚に吐きそうになり咳き込んだ。
「あ、や、あ、あっ………」
グローブを嵌めたまま無理矢理埋め込まれ、それが中で蠢き内壁を刺激していった。
動く度に痛みと圧迫感と痺れるような感覚に訳が解らなくなってきた。
ココってどこだっけ?俺なんでこんなことになってんの?今何時だ。痛い、痛い、助けて誰か!!誰かレッドを、アイツ頭から血を流してたんだ。あれ、頬濡れてんだけど。あれ、俺泣いてんの?

「ン゙ーッ!ン゙ーッ!」

現実から思考へ逃避していたのが不意に現実に引き戻される。呻くような声が聞こえたからだ。
涙でぼやけてしまった視界で横を見ると頭から血を流して気絶していたレッドが叫んでいる。
ああ、レッド良かった。顔が真っ青だけど大丈夫か。
ゴメンな、病院連れていってやりてぇんだけど出来そうに無いわ。
「れ、…レッド…ゴメ、ンな………病院、連れてけそうに、ね、ぇっ…………」

頭がボーッとするけど、疲れたけど謝罪だけは言わないとと思い、言ったのにレッドは絶句したような表情をした。

「あ゙あ゙あぁぁああああぁぁぁっ!!」

指を引き抜かれたと思った次の瞬間には何の前触れもなく熱く、今までとは段違いに太いものを挿入される。
「おぇ……っ、ゴホッ…」
あまりの圧迫感に地面にしがみつき、胃の中の物を逆流させる。切れた感覚がし、空気が染みる。
しかし、男は構わず挿入を繰り返し、体を揺さぶってくる。

レッドがバンギラスかと疑ってしまうような唸り声をあげる。
拘束を解こうと暴れるレッドを一瞥し、男が「とっしん」と指示を出した。
「ぁ、…や、めろぁっ……ぅあ…!」
サンドパンのとっしんが目もくれずに叫ぶレッドの腹部に命中すると、レッドは吹っ飛び木に体を打ち付けられた。
レッドの唸り声が止んだ。

「ひゃああん、レッド、レッド………」
後口に咥させられたまま、また前を扱き始められる。
「ひゃ、あっ、ぁ、…んっ、ゃあ!!」
体が細かく痙攣し出し口からはダラダラとヨダレが垂れていく。

「イって良いんだよ」

男はそういうと一際強く自身を擦った。
「っあああ!」
身体が大きく跳ね、自分のモノからビュクビュクと白い液体が勢い良く吐き出される。が、男はソレを手のひらで全て受け止め口に含んだ。
男は一旦律動をやめ、疲れきって脱力してしまったグリーンに顔を近づけ、顎を掴みグリーンの精液をグリーン自身に口移しをする。その途端目を見開き顔をイヤイヤと動かし、拒絶するが、あまりにも無力で舌で口内を弄られてしまう。
抵抗の為力を入れると男を一層強く締め付けてしまい、巨根がドクンと脈打ち熱いものを中に叩き付けた。ドクドクと注ぎ込まれ、流石に抜かれる。
やっと地獄から解放される。そう思ったのも束の間。頭を抱えられ、俺に馬乗りになった男がさっきまで中に入ってた物を目の前に見せつけ口の中に捩じ込んでくる。
そして、頭をガクガク揺さぶられるが、グリーンは既に抵抗する体力もなく、されるがままになるしかなかった。
喉に先端が辺り吐きそうになるが、それも許されず行為を続けられる。男の物が大きくなったと思いきや、口内にも男の精を吐き出される。
男はヨダレと精液まみれになったソレを口から引き抜き、グリーンを横向きにさせると今までよりも一層強く深くグリーンの中を貫いた。
未だに解放されないグリーン自身も荒く扱き続け、その行為はグリーンが意識を飛ばした後も暫く続けられた。


遅い。
弟が帰ると言ってから2時間以上経っている。
たまにジムトレーナーとバトルして帰ってくることもあったが、彼とジムトレーナーの間には大きな差があり、全員を相手してもココまで時間はかからない。
ソレに最近はレッド君が居ても、やはり遅くなりすぎないように注意していた弟がだ。
何かあったのかもしれない。
懐中電灯を持って足早に家を出る。
「グリーン…!」
野生のポケモンもナナミにはなついており、襲われる心配はなかったが、寝ている彼等を起こさないように極力静かに弟の名を呼ぶ。
木の陰に見慣れた赤を見つける。
慌てて近寄るとそこには頭から血を流して拘束されているレッド君がいた。
急いで猿轡と拘束を外し、「レッド君、レッド君!」と呼び掛ける。
すると彼はうっすらと目を開き、「ナナミさん…」と痛そうに呻きながら言った。
無理矢理身体を起こそうとする彼に「どうしたの!?」と訊くと、這いつくばりながら彼は一点を目指し、弟の名を何度も呟いた。しかし、途中で相当ダメージが有ったのかまた気を失う。ポケギアで病院をコールしながらレッド君が目指した先を照らしていく。
すると、服が無いと言っても過言ではない、白いドロドロしたものにまみれながら倒れている少年が居てナナミは言葉を失うしか無かった。




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