行かせてよ。


「……知ってる?」

いきなり赤い帽子を深く被ったライバルであり幼馴染みでもある彼が話し出す。
唐突すぎてレッドには悪いが何の事かはサッパリだ。
「何が、」
そういうと彼は明らかなまでに不満そうな顔になる。
これなら、俺やハナコさんや姉さんじゃなくとも判別できるな。

「明日…」

そういうことか。
どうやら明日彼が楽しみにしていた行事があるらしいが、金銭や都合その他諸々の理由で行けないらしい。
明日何があるか知ってる?
が、彼の言いたいことの全貌だろう。
全くもって知ったことか。
「ピジョット」



…………ほう?
ピジョットで連れていけと?言っておくが、
俺だってその行事がどこであってるかなんて知っている。行けるわけないだろ!!
「リザードンで行け」
「雨」
確かに向こうまで行く途中、現地の予報は雨だった。
リザードンにとってはかなりの死活問題である。
だからといって死にはしないもののピジョットにとっても当然雨はストレスや、疲労の原因だ。
「残念だったな」

諦めろと遠回しに言ってやるとかなり寂しそうな表情をうかべられ、
少し申し訳なくなった。


END

つまり、どんな状況でもレグリとかに変換できると。
ただ、彼らの居住区は元からカントーだ。



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