おちる(VDネタ・モブグリ)R18


モブグリ(R)・学パロ
!!強姦ものバレンタインデーネタです!!



おちる(VDネタ)

「オーキド君、コレ…」

ミニスカートをひらひらとはためかせながら一人の女の子が駆け寄ってきた。同じクラスのアキちゃん。渡されたのはいかにも女の子らしく包装されたチョコであろうもの。心の中でガッツポーズをしながら受け取る。
実は、アキちゃんは、俺が好きな女子。

「サンキュー!」

「頼まれたからだし…じゃ、じゃあ私かえるね!」

顔を赤くしながらアキちゃんは帰っていく。そのときにチラリと俺のカバンを見て。
チャックが開いた俺のカバンの中には、教材を持って帰る余地が無いほどに詰まっている包装されたプレゼント。当然、俺があげるものじゃなくて、貰ったものだ。
俺は先日レッドといつもながらのくだらない張り合いで、チョコの量を競うこととなった。正直いって俺はモテる。超モテる。だから本当は周りの女の子たちに頼まなくても割ともらえるんだが、不思議ちゃんで可愛いと評されているらしいレッドだ。予防に更に予防線を張って学年中の知り合いである女子に頼んだ。その結果がコレ。少し、ホワイトデーが大変そうだ。他校だから貰った物をすぐに比べることはできないけれどコレはもう勝利間違いなし。しかも好きな子からもチョコをもらえるなんて、レッドに感謝しなくては。

帰りながらアキちゃんから貰った包みをあけると可愛くトッピングされたカップケーキがちょんとあった。しかも、型が崩れないように周りにもいろいろつめてあって、本当に可愛い。流石俺が好きになった女子。
そして、ケーキの横にカードを見つけて、二つ折りになっているのを開いた。

―オーキド君のことが好きです。よかったらお返事ください。―


丸い字で小さく、告白されたその言葉に目を一瞬疑った。
箱に入ってあったから誰かとの間違いではないはずだ。第一俺は貰ってすぐ開けてるんだし、間違って他人からの手紙が入るタイミングはない。
つまりは、両思い。

もう心の中どころではなく、誰もいない帰り道一人大きくガッツポーズをした。レッドどんまい超どんまい。お前のおかげでライバルには恋人が出来るよ!

そしてちいさなカップケーキを取り出し、大事に大事に一口目を食べた。それは、口に含んだ瞬間口内に愛しい甘さを広げ、幸せな気持ちと一緒に喉を下っていった。

大事に大事にちまちまと食べながら帰路を歩く。そこまで長い道のりではないが傾いていた日は沈み、街灯は広い間隔でポツポツと世界に明かりを灯していった。
カップケーキの残りが半分になったころ、この道にしては珍しく黒のワゴンが横を通り過ぎる。俺は邪魔にならないように隅に避けた程度でカップケーキに夢中だった。
俺から5mもないところで路駐したようだ、住宅街だから家の前に停まる、というわけでもなく微妙にずれた位置。なんなんだ。避けて通ろうと少し離れたときに、車の俺とは反対側の扉が開いた。そしてあわただしく出てきた二人の男、なんなんだと思う間もなく気がついた。

こいつ等、俺に向かってきてる。

特に関わらないような、二十代だろうサングラスをかけた二人。いや、この暗さでサングラスなんて不自然すぎる、明らかにヤバい。そう思って駆け出そうとしたとき、腕を掴まれた。想像以上に強い力で引っ張られバランスを崩す。そして声を出す暇もなく口を塞がれた。その拍子に手に持っていたカップケーキが離れた。あ、と思いあわてて手を伸ばすも空を切って腕は何も掴まず、カップケーキは重力のままに地面に落下した。
抵抗むなしく、新たに俺に近かった車のドアが開き、連れ込まれてしまった。そして拘束されたまま動き出す車。顔は椅子に押さえつけられ風景を見ることも適わない。

ようやく解放されたとき、見えた風景は見覚えのある風景だった。地元にある高架下、ほとんど人通りの無い場所だった。事務所に連れ込まれるなどがない辺り、ヤのつく職業ではないことが解るが、ココで停まったという事は俺自身に用事があるということ。ただの高校生の俺は誘拐なんてされる覚えがない。だから、薄々感づいていたが、必死に否定した。
だが、押さえつけて来ていた男が声を発することで予感が的中したことを知る。

「うっわ、マジでコイツすげえ美形なんだけど!!ヤり甲斐ある〜!!」

「放しやがれッ!!」

腕は拘束されたまま顎をつかまれる。下衆野郎はさっさと覆面しており、顔は連れ込まれたときにしか確認できてない。最悪だ。あんなのでどうやって覚えろと。
なんとか抵抗しようとするもただの男子高校生がそうやすやすと大人に敵うわけもなく、ただ牙をむくだけとなる。

「コイツ華奢に見えて思ったより力あるわ、早くしろ」

華奢そうで悪かったな!!
口には出さず心中で悪態をつくも、それが活路になるなんて有り得るわけもなく、腕を紐で前の座席に縛り付けられてしまった。

仰向けの状態で見えるのは二人、運転席に一人、あとは助手席に居るか居ないか、だが、腕を縛られてしまった今、人数で絶望的な状況に差が生まれるわけでもない。

「うわ、コイツやっぱモテてるわ、」

「勝手に触んな!」

一人が俺の鞄の中の漁り出した。腕の拘束が取れないかと力任せに引っ張ってみたが、望みは薄いようだ。
そして適当にチョコを取り出しビリビリと包装を破いて、覆面を少し上にずりあげて口に放り込んだ。

「じゃ、始めるか」

おう、と答えた奴の手にはビデオカメラ。チョコを口に含んだ奴が俺に馬乗りになる。

「ひっ、いやだいやだ、やっ、…んぅ、」

徐々に近づく男の顔に何をされるか悟り顔を背けたが、鷲掴みにされ無理矢理口づけをされる。捩じ込まれた舌を伝ってドロリとした甘い唾液が流れ込む。必死に拒絶したら口の横を茶色い液体が溢れ出て流れていった。
乱暴な口づけに意識が集中していると、ブレザーの中にするりと腕が入り込んできて肩が揺れる。腕は中心をなぞっていきシャツのボタンをひとつひとつ外していく。

「っは、はぁ……くそやろうが…っ!」

口が解放された時には自分の息は切れてるし、だらしなく零れる唾液が気持ち悪い。頭がグラグラする。
俺に力が入ってないことをいいことに、ブレザーの前は広げられ下に着ていたセーターとシャツをたくしあげられ外気に晒される。
調子に乗りやがって!!!!
これ以上はマズイというのと怒りとが綯い混ぜになって、思考するでもなく体が勝手に動いた。ズボンのチャックに手をかける際に馬乗りになっていた男が体をあげた。その瞬間足を男の前に折り入れて一気に伸ばす。ものの見事男の顎に当たった、いわゆるアッパー。
ざまあみろ。

カメラで録っていた男は笑いながら大丈夫かと言っていたが、油断はしていなかったらしい、カメラに蹴りを入れようとしたが避けられてしまう。
そして蹴りは腹いせは出来たものの、最悪の状況を生んだらしい。
足首を掴まれてギョッとする。蹴りが顎にきまった男の手だ。さっきまでの力とは比にならないほどで痛みに軋む。

「やってくれたな……。」

怒りに震える声。男の目とあう。それは暗く光を沈めてしまったような何も映さない目だった。
ほんの数秒怯んだ間にズボンを下着ごと下げられ見せたくなかったところがあらわになる。
掴まれた片足を無理矢理拡げられ足の間に男が体を割り込ませてきた。

「ひっ!?ぃあっ………っふ、くぅ!」

なんの前触れもなく勢いよく中心をしごかれる。いきなりの刺激に思わず声が洩れて急いで口を閉じる。気持ち良いなんてものじゃない、乱暴なその動きは快感を生むことなく痛みだけを作り出した。けれど、乱暴な筈なのに、そこから俺の体は徐々に快感を拾っていく。
徐々に固くなりだす中心に、目の前のゲスは下卑た笑みを浮かべた。

「気持ち良さそうだな。」

掛けられる言葉に唇を噛み締める。鼻から漏れる息ですら情事の音なのに、口を開けたときに出る声がどんなだなんて考えたくもなかった。
耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ!
突き抜けてくるような射精欲に必死に理性を働かせる。頭が真っ白になっていく、何も考えられない、出したい。

「おい、コレ見てみろよ。」

欲に負けそうになった瞬間、働かない思考に言葉が入り込んできた。途端に解放される中心。
縛られた腕で自身を解放させることも出来ずに男のやり取りを熱い体に苦しみながら漠然と見やる。

「うわこれ本命じゃん。」
「この子の名前アドレスに入ってるか?」

一気に脳が覚醒した。
はっきりと二人を視界にとらえると、手にはアキちゃんのくれた、中身は空の箱と俺の携帯があった。
俺のアドレス帳だろうものを見ているやつが時間もそう掛けずに「これじゃないか」と声をあげる。
どうするつもりだ。

「ふっ、ぁ………!」

イってしまった。
携帯に意識がいって不意に扱われたのに耐えきれなかった。一気に脱力感と虚無感に襲われる。
なんで俺がこいつらにいかされねーといけないんだよ、駄目だ涙出てきた。




カシャッ

不意に響いたシャッター音に固まる。
向けられていた俺の携帯。
今は男が何かを打っている。さっきの男達の会話が思い出されて、嫌な予感しかしない。

「ほら、」

満足げに歪む口元を見た後に恐る恐る携帯画面を見た。声がでない。
そこには、宛先がアキちゃんとなり、文面も件名もなく俺のイッた直後の写真が添付されていた。
イカされた時点でどん底だと思っていたが、残念ながらそうではなかったらしい。
写真の中の俺は、飛沫を体に浴びせ無様にも蕩けた表情をしていた。強姦という事実を隠す気もないのか手枷も写真内に収まっている。
俺が何故こんな目に遭わなければいけないのかは解らないが、早く解放されたい。もういやだ。

「もういいだろ…」

我ながら情けない声が出た。水分を含んだ声に男は更に絶望的な方向へと拍車をかけていく。

「まだに決まってんだろ?」

「は、ちょ……何してんだよやめろ放せ!!!!」

男がズボンの前を拡げ、雄を取り出した。そして、足を押し曲げられ、照明のもとに後口が晒される。
羞恥よりも焦りと恐怖の方が大きかった。
そのまま、両足を拡げられ後口に宛がわれる。先ほどのザーメンが伝い落ちていたせいで後口からクチュと音がした。
何をされるかなんて解りきっていて、それだけは無理だと解っていても絶対に回避したくて、力の入らない体に鞭を打つ。

「放せ!!いやだやめろ!」

「なんか、強姦らしくなってきたな」

笑いながら話す男の腕は俺の足を握ったまま放さない。力ずくで離そうにも力の差は歴然だった。騒いだところで変わらない。

「いやだ!放せ放せ放せ放せ!くそっ、やめろ!」

「おいおい、そんな暴れる、とっ!」

「いっ、ああああああああああ!!!!!!」

「ほら、拍子ではいっちまった」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!
笑い声が壁の向こうの音のように感じる。あるのはブツリと熱い嫌な感覚と共に肉棒が肉壁を押し拡げる痛みだけ。
ズルズルと引き抜かれると思ったらまた突き上げられる。痛みばかりの行為に泣き叫んだ。
時々頭まで突き抜けるような、よくわからない感覚に脳内までも犯されて真っ白になっていく。
ただ、なんて叫んだかは全く記憶にはなく、再び響くシャッター音を最後に俺は意識を手放した。
なぜか、脳裏には幼なじみの彼を思い描いて。









…リーン、グリーン

グリーン!

気づけば、俺は車外に棄てられていたらしい、外気が寒い。目を開けた筈なのに、見えている筈なのに、何も頭に入ってこない。自分がどんな状況かも把握出来ない。

ただ、ぼんやりと優しい、けれど悲しそうな音だけは認識していた。





おちる。

end

…ぶったぎり!





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