short | ナノ


イースター休暇に入り、ぽかぽかと春の陽気がしてきた頃。
談話室でシリウスとジェームズはまた新しい悪戯を考えているみたい。
リーマスは楽しそうに、ピーターはおろおろしながらそれを見てる。
「…で、こうするんだ…。よし!なぁ**、どうだ?」
「え、へっ?」
シリウスがいきなり振り返って満面の笑みで聞くもんだから、変な声が出ちゃったじゃない!
「次の悪戯!廊下に花火を仕掛けて、糞爆弾をばらまくんだ!」
「アー…、花火はいいとして、ね?糞爆弾はあんまりよろしくないと思うわ」
シリウスはそうか?と端正な顔のまま片眉を上げた。
「糞爆弾は結構いいと思ったんだけどなぁ」
「あ、スリザリン寮の近くでならアリ」
「「もちろん!」」
あ、シリウスとジェームズが無駄にハモった。
ついでに無駄にかっこいいなシリウス、もう!
「スニベリーが通るタイミングで爆発させるんだ」
「そりゃもう見物だよ」
小さい子が悪戯を仕掛ける時みたいにシリウスとジェームズの顔はきらきらしてる。
っていっても、もちろん悪戯のスケールは比べものにならないんだけど!
そうしたら急にシリウスが行くぞ**、って私の手をとったものだから、心臓が狂ったみたいに動きだした。
笑顔で振り返るなんてかっこよさ3割増!
ジェームズが先に言ってたのは聞こえてなかったよ、ごめんねジェームズ。




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