memo | ナノ

 小話

小話『みんなでカラオケ!』
(会話文メイン)











ちょっとお酒の入った彼らのカラオケは、なんだか波乱の予感…?





「サトシ!次は一緒にハイタッチ歌おうよ!」

「ああ!久しぶりに歌うか!」


どうやらサトシとヒカリはハイタッチを歌うようです。久しぶりのデュエットは見物ですね。


「私カスミの歌が聞きたいかも!」

「え〜…なんか恥ずかしいなぁ」


キラキラとした瞳のハルカに頼まれ、カスミは困ったようにシュウを見つめますが…。


「僕も聞いてみたいな」


にっこりと助け舟は打ち砕かれました。


「シンジ〜……」

「…オレを見るな」

「ちょっとぉ〜!助けなさいよね!」


サトシとヒカリが元気にハイタッチを歌っているなか、カスミはずいっとシンジに詰め寄りました。


「あ!!」


その瞬間、元気に歌っていたサトシに異変が…?


「おいシンジ!カスミに近づくなよな!」

『へ?』


これにはみんなもびっくりです。


「ちょっと!シンジは悪くなんてないんだから!」


すかさずヒカリが反撃です。


「シンジがヒカリとデュエットすればいいだろ?オレはカスミの側にいるから!!」


おや。なんだかサトシが積極的な発言をしたようですが……?





「ぷっ…!シンジがハイタッチ…!」

「ぶふっ…!み、見てみたいかもっ!」

「くっ…!それは僕も興味あるね。くくっ…」


シンジがハイタッチを歌う姿を想像した3人は、お腹を抱えて笑い転げてしまいました。


「お前ら……」


わなわなと震えるシンジ。あぁ…、シンジが怒ると大変です。


「シンジっ!」


そんな彼の動きを止めたのは言わずもがなヒカリ。


「一緒に歌おうよ!ハイタッチ、しよ?」


お酒が入ってハイテンションなヒカリにかわいくお願いされてしまいました。


「ヒ、ヒカリ……」

「ね?歌お?」

「………っ!」













その5分後、元気なヒカリとやけくそになったシンジの歌声が部屋に響き、カスミ、ハルカ、シュウはこれでもかというほどに笑い転げたそうです。


ただ一人、サトシだけが幸せそうにカスミの側で寝ていたとか…?




______

すみません;やっぱりふざけすぎました←

シンジ、ごめんね(笑)



2011/07/26 00:25



prev|TOP|next


第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -