13
直永「…………っは!?」
勢いよく目を開ける。辺りは自分の部屋の何倍も豪華な……、そうだ、合宿初日、俺は友人たちとゲームをしようとしたが、猛烈な眠気に襲われて、そのまま寝落ちしたのだった。せっかくのふかふかなベッドも、結局使わず仕舞いだ。ふと時計を見ると、7時半を示していた。すっかり朝になってしまっていたので、とりあえず友人たちを起こすことにした。
直永「おーい、起きろお前らー」
柿涅「……ん……」
今園「……やっべ、しっかり寝てた……」
最上「…………(むくっ)」
直永「もう朝だぞ。昨日は皆で寝ちまってたみたいだ。今日こそゲームしような!ってことで、ロビー行こうぜ」
今園「くそーー……、寝るつもりじゃなかったのに……」
最上「まだ眠い……」
柿涅「…………?」
直永「ん?どうした理久弥。行こーぜ」
柿涅「…………ああ、今行くよ」
そうして、4人で真っ直ぐ階段を下り、ロビーに向かう。そこでは
笠「一体どうなってんだよおおぉぉぉ!?!?」
項垂れ、頭を抱える笠先輩の姿があった。
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