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直永「ゲームターーーイム!!!!」
柿涅「或うるさい。何時だと思ってるの」
直永「まあまあカタいことは言いなさんな理久弥さん!で?参加するっしょ?」
柿涅「まあね。ちょっと眠いけど」
直永「ん?眠い?珍しいね。疲れか?」
柿涅「たぶんね」
今園「ゲームと聞いて」
直永「くると思ってた!」
今園「ただなんか眠いんだよな。途中で寝るかもしれんけど、そこは許して」
直永「まあ、それはしょうがないっしょ。構わんよ」
最上「……ゲームなら、俺もやる……」
直永「待ってたぜもがみん!ちな眠い?」
最上「んー……、なんかいつもより眠い……」
直永「皆疲れてんの?」
とにもかくにも、集まったこの4人でゲームをすることになった。明日はもっと早い時間からゲームの呼び掛けをしてみよう。きっともっとたくさんの人が乗ってくれることだろう。
《直永の部屋》
直永「さーて、何から始める?」
今園「悪い、眠気が限界……。ちょっと仮眠とるわ……」
直永「マジか。まあ寝とけ寝とけ。……って、もがみんサイレント睡眠キメてる!?えぇ、いつの間に……」
柿涅「っていうか或。お前は眠くないわけ?」
直永「……え、俺……?」
そういえばおかしい。彼らとは、普段から深夜にオンラインゲームなんかを一緒にやる仲だ。夜遅くまで起きていることにはある程度耐性があるはず。慣れない環境や、初の合宿に対する疲れを加味しても、全員が全員起きていられないほどの眠気に襲われるものなのか?
そこまで考えたところで、今までテンションが上がっていた分冷静になったからか、一気に眠気が襲ってきた。なんだこれ、目を開けて……いら……れ…………な…………
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[mokuji]
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