11
直永「さて、と。そろそろ夕食の時間だな。食堂行くかー」
最上「うん」
最上と二人で食堂に向かう。俺たちが食堂に着くと、既に全員が集まっていたようで、笠先輩が、待ってましたといった表情で立ち上がる。
笠「よし!全員集まったな!それじゃあ今から、夕食作りを始める!」
板垣「はーい質問!夕食は何を作るんですかー?」
笠「うむ!白々しい質問をありがとう板垣くん!合宿初日の夕食といったら……
カレーに決まってるだろ!?」
一同「いえーい!!」
もちろん事前にそのための買い出しをしているのだから、皆今日の夕食がカレーだということは既知の事実だ。だが、合宿というある意味非日常が、皆のテンションを上げている。皆笠先輩の言葉にノリノリで乗っかる。
笠「よーし!全班配置につきたまえ!皆で美味いカレーを作ろうしゃないか!」
一同「いえっさー!!」
そうして、俺たちは皆でカレーを作り、食べた。こういう場のカレーって、どうしてこんなに美味しいのだろう。
その後は、後片付けをし、今日の活動を諸々行ったところで、
笠「それじゃあ、今日の活動は終わり!あとは自由だけど、初日だし、寝ることを推奨するかな俺は!ちなみに俺は寝るから!おやすみ!!」
笠先輩のこの言葉を合図に、解散となった。各々が自由に動き始める。さてと、俺は───
[ 31/57 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]