ネコの日(青桃+黄+黒)

「大ちゃん大ちゃん!じゃーん!」
「…」
「あれ?反応なし?」
「何してんの、お前。」
「何ってネコ耳カチューシャだよ。」
「なんでいきなりそれなんだよ。」
「猫の日だからだよー。可愛いでしょ?」
「…それ家以外で付けんなよ?」
「え?なんで?」
「なんででもだよ。」
「せっかく準備したんだから皆にも見せたいのにー。」
「ダメなもんはダメだ。いいな?」
「むー…」
「わ・か・っ・た・な?」
「…はーい。」

「聞いてよ、きーちゃん!大ちゃんてばヒドいんだよ!」
「どーしたんスか?」
「今日はネコの日だから、大ちゃん家に朝行くときネコ耳カチューシャ付けてったの。そしたら家以外では付けちゃダメだって言うんだよ。せっかく準備したのになー。」
「うーん…青峰っちはダメな理由教えてくれたっスか?」
「それが教えてくれないの!理由も教えてくれないのにヒドいよね。」
「それは、まあ、複雑な男心だと思って許してあげてよ、桃っち。」

「で、一人で堪能したネコ耳カチューシャの桃井さんは可愛かったですか?」
「なんかテツの言葉に棘感じんだけど。」
「そりゃ大量に含ませてますから。で、どうでした?」
「…」「黙秘ですか。…そんな態度とるならさっさと告白もなんでもしたらどうですか。鬱陶しい。」
「お前無駄足ふませたこと怒ってんだろ。」
「当たり前じゃないですか。せっかくネコの日教えたのに台無しですよ。」
「あれはお前の入れ知恵だったのかよ…」
「そのおかげで桃井さんの可愛い姿が見れたんですから感謝してください。」



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