1、「とりあえず一発右ストレート行きまーす」
「という訳でいきます。」
「ちょっと待ってどういう訳っスか!?」
「とりあえず一発らしいので。」
「顔狙ってるのはなんで!?せめてボディー!」
「ボディーなんて面白くないじゃないですか。さ、歯食いしばってください。」
「仕事道具!黒子っち!俺モデル!」
2、「あ、ごめんごめん。すっごくでかくてうざい虫が居たから」
「いきなり顔叩くなんて酷いじゃないっスかぁー。」
「うるさい虫がいたもので。」
「どこどこ!?どこっスか!?」
「残念ながら取り逃しました。」
3、「そうね。10秒の猶予をあげるわ」
「じゅーう、きゅーう、はーち…」
「待って待って待って!なんのカウントダウンっスか!?」
「なーな、ろーく、ごーお…」
「無視!?無視っスか!?」
「よーん、さーん、にーい…」
「黒子っちいいいい!」
「いーち…」
「…!?」
「まぁ別に何もないんですけどね。」
「何それ!?」
4、「そんなにあたしの黄金の左足を喰らいたいわけ?」
「黄瀬くん、正直に答えてください。そうすれば怒りません。僕のシェイクを飲みましたね?」
「の、飲んでないっスよ。」
「僕の目を見て言ってください。飲みましたね?」
「く、黒子っちの気のせいっスよ。」
「そうですか。ではこの黄金の左足が君の急所に減り込みます。」
「嘘です、飲みました、ごめんなさい。」
5、「おいこら待てや。そこの馬鹿」
「黒子っち黒子っち!これプレゼントっス!」
「ぬいぐるみですか。」
「これを俺だと思って話かけたりしてもいいっスよ!」
「はぁ…これにですか。…何か固いものが。」
「じゃ、じゃあ今日は撮影あるんで帰るっス!」
「ちょっと待て。」
「な、なんスか?言葉遣い悪くなってるっスよー黒子っち。」
「まさか犯罪に片足突っ込むとは…盗聴器を仕込むな。」
「だってっ…!」
「だってじゃない。この馬鹿。」
6、「可愛いエプロンね。着て見せてくれるの?」
「何隠してるんですか?」
「今はまだヒミツっス。」
「黄瀬くんがそう言うときはろくなことがないです。」
「黒子っちヒドイ!変なことじゃないっス!」
「で、その手に持ってるものはなんですか?」
「あ…いや、これは、その…」
「黄瀬くんにフリフリエプロンする趣味があっても軽蔑しないから大丈夫です。
さ、どうぞ着けてください。」
「違っ…!」
「さぁどうぞ。」
7、「一人じゃ寝れないんなら仕方ない」
「小さな子供じゃないんですから一緒の布団で寝てほしいなんて言っても可愛くないです。」
「だってこんなとこで合宿とか怖すぎるっス!」
「同じ部屋にいるのになにが不満ですか。」
「遠い!黒子っちが遠い!もっと近くに来てほしいっス!」
「しょうがないですね。」
「じゃあ…!」
「徹夜してください。」
8、「天国ならすぐに見れるわよ」
「やっぱ屋上からだと空が近いっスねー。天気も良いし昼寝とかしたらサイコーに気持ち良さそう!」
「そうですね。気候もちょうど良くてこのまま寝たいくらいです。」
「黒子っちがひざ枕してくれたらパラダイスなんスけどダメっスか?」
「天国ならすぐに見れますよ。幸いここは屋上ですから。」
「え、それってもしかしなくても…」
「では黄瀬くん、張り切ってレッツフライング!」
9、「こうして口さえ閉じてれば……」
「あれ?黒子っち、それって俺が出てる雑誌じゃないっスか?」
「桃井さんに貸してもらいました。」
「黒子っちが見てくれるなんて嬉しいっス!どうっスか?これなんか良い感じに撮れたんス。」
「そうですね。こうやってしゃべってなければカッコイイですね。」
「ヒドイっス!話も面白いって言われてるんすよ!」
「はいはい。面白いですね。」
「面倒臭さが滲み出てる!」
10、「好き……だなんて誰が言うかーーーっ!!」
「黒子っち、俺の言ったことリピートしてくださいっス!」
「いきなりなんですか。」
「いいから!ね!それじゃ、バスケが好き!」
「バスケが好き。」
「バニラシェイクが好き!」
「バニラシェイクが好き。」
「黄瀬くんが好き!」
「黄瀬くんが嫌い。」
「ちょっ!リピートになってない!」