「黒子っちー!これ付けてほしいっス!」
「なんですかこれ。」
「ネコ耳カチューシャっス!」
「馬鹿ですか。」
「ヒドっ!今日はネコの日なんスよ。だから、ね?」
「お断りします。」
「なんでっスかぁー。ただこのカチューシャ付けるだけっスよ?」
「そのカチューシャを付けるのが嫌なんです。」
「そんなこと言わないでよ黒子っちぃ。」
「なんと言おうが付けません。そういうのは女の子が付けるから可愛いんです。ヤローが付けても気持ち悪いだけです。」
「黒子っちならキモくないっス!」
「キモいですよ頭おかしいんですか。」
「このとーり!ね?お願いっス!」
「…バニラシェイク一週間。」
「奢る奢る!だから付けて下さいお願いします!」
「(必死すぎて哀れになってきたとは言えないですね。)わかりました。」
「ありがと黒子っち!」
「付けるだけですからね。」
「…」
「その無言はなんですか。」
「せめてニャーて鳴いてもらえないっスか?」
「付けなくてもボクは一向に構いませんが。」
「嘘ですゴメンナサイ付けるだけでいいっス。」
「わかればいいんです。そうだ、写真撮ったりしたらイグナイトですから。変な気は起こさないでくださいね。」