短編 | ナノ

拍手06



「あれ?ノリ、何お弁当なんか持ってんの?」

「あー、えっと・・・貰った」

「誰から?」

「クラスの子から」

「・・・ふーん、あっそう。良かったね」

「嘘だよ。自分で作った」

「なんでまた」

「名前が料理できる男が好きって言ってたから」

「う、ぇ・・・」

「なんて。ただ授業で作っただけだよ」

「え、あ・・・そう、なの?」

「うん。女子から貰ったって聞いてちょっと怒った?」

「べ、べつにー、私が怒る理由なんてないじゃん」

「じゃあなんで口尖ってるんだよ」

「う、・・も、元からですーっ」

「ふーん、そうなんだ」

「・・・ノリってこんな意地悪する子だったっけ!?ねぇ!」

「どうだろう。先輩の影響かもね」

「亮さんね、亮さんなのね!」


初めてきみの笑顔を悪魔だと思いました。




可愛い彼を返してよ!




back








人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -