「なぁなぁ、椿、イマキヨさんって知ってるか?」
「あー、名前は聞いたことありますけど、なんでしたっけ」
「それは私が説明しよう!」
「あ!トミさんチィーッス!」
「世良ウゼェ」
いつも思うがこの人は何処から湧いてくるんだろう・・・。
「で、イマキヨさんって?」
「まぁ、現代版座敷わらしみたいなもんだよ。ルールさえ守ればその家に幸福を呼び込んでくれるんだよ」
「へぇ・・・」
「ただしな、下手すると自分がイマキヨさんになっちゃうからコレがやっかいなんだよコイツぁ」
少し背筋がぞっとして、ふと後ろを振り向くと、監督がニコニコしながらこっちに歩み寄ってきた。
「監督、どうしたんですか?」
「いやぁ、なんかトミの親戚みたいな人が俺の部屋にいるからさぁ、何かなーっと思って」
「えー・・・、親戚ぃ?・・・はて、私に親戚なんて存在したっけか」
「あ、そこにいる!おーいこっちこっち!」
監督が手招きをしている方向を見ると、黒いマント姿の男がポテトチップスの袋を抱え、一人立っていた。
「監督・・・、アレ、トミさんの親戚って言うよりは世良さんの親戚なんじゃ?」
「オイ椿俺の親戚にあんな変なヤツいねえよ、失礼なこと言うなよ、俺のポテチは一子相伝か」
「なぁ、達海、アレ、私の親戚ちゃうで。
・・・イマキヨさんや」

こんにちわ、イマキヨさん


まさかのイマキヨさんネタ。
イマキヨさん懐かしいと思ったあなたは私とお友達に




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