前回のあらすじ
このブーツはゴトゥーに買ってもらいました。

「あー、椿は知らなかったわけかぁ」
「はい」
「ま、無理ないよなー、基本どっか遊びに行ってて俺もめったに遭遇しないもんなー」
「こっちよるな世良」
世良さんは彼女に親しげに笑いかけているが、彼女は顔をそらしている。
「・・・その格好で?空浮いて?」
「バッキャロー、ちゃんと擬態があるんだぞ!?見せたくないけど」
疑問を口にしただけでバカ呼ばわりされたのは初めてだ。
「本名は隅田ロク!みんなはトミさんとかトミーとか呼ぶ!まあ好きなように呼びたまえよ少年!」
「俺二十歳なんすけど。でも、なんでトミ?」
「それはな、私が土地神様だからだっ!」


Don't来い非現実


「へ、へぇ」
「案外ドライやね、少年」
「多分慣れたんだろ」
「あ、こんにゃろ!肩触んな!離れろ、世良!」

トミさんは世良が苦手




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