「カノジョが欲しい」なんてファッションで呟いてるヤツは爆発してしまえ。
「セックスしたい」なんてファッションで呟いてるヤツは股間のナニだけ爆発しろ。
何時だって本気のヤツには不幸しか降りかからないというのが人の常。
いっそカミサマが爆発しろ。



「彼女が欲しい、本気で」
「警察のクセになに性犯罪の温床みたいなこと呟いてるんですか」
「なにが悪いんだ!?ルックスはこれでもイイ方だって思ってるし、君が思ってる以上に僕はナイスガイなハズなのに!」
キィーッ!と下唇を噛みながら地団駄を踏むと、なまえさんはいたって冷静な顔で、「昼間から一升瓶を片手で、しかもその状態で仕事をしようとするひねくれ曲がった飲兵衛魂が大問題、あと老け顔」などと自分のチャームポイントを全て否定してみせた。
「ああ、大都会トーキョーさ行けばかんわいいおなごがいっぺーいるんだろうべなぁ…」
「その考えが甘いんだよ、大馬鹿め」
「決めたっ!僕は出世して東京に行くんだ!!」
「一週間でハニュウダシックにかかって辞職して帰って来るに三百円かけるね」
「なまえさんって、僕のこと嫌いだったりしますよね?あらかじめ先に言っておくと、気のせいじゃなくても」
「それは難聴の疑いが…」
「ぷぅーっ!もういいもん!こんな村出てってやるよ!みんな嫌いだっ!あ、でもたまにお酒をくれる近所のおばちゃんは好き!ほかはみんな嫌いっ!」
「なんでモテないか知ってるか、それは君がガキみたいだからだよ」
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