羽生蛇村のマスコットキャラつくろうぜな話



@牧野の場合

「ということで、なにか」
「村を象徴するものがいいですよね」
「八尾さんはダメだよ」
「わかってますって、ここは流行りの萌えキャラを」
「八尾さんはダメだよ」
「まず、スタイルが良くて、それで笑顔が素敵で、髪は黒髪で、太陽みたいにあったかい」
「八尾さんはダメだよ」
「八尾さんみたいな」
「話聞いてましたか、真ん中エノキ」
「そんなあだ名付けられたのは初めてだ、真ん中分けとかエノキはありましたけど。第一、八尾さん本人じゃありません、みたいな人って」
「かさましに使うぞ真ん中エノキ!!」
「どこの主婦ですか!」



@宮田の場合
「お前の兄ちゃん言葉を全て八尾で会話しようとするんだけど」
「そんな人俺の兄さんじゃない」
「てかこんな話しに来た訳じゃねーよ!マスコット!八尾さんじゃなけりゃもうなんでもいい!」
(どんな話し合いが為されたんだ…)
「なんかいいアイデア!」
「無難に動物系とか」
「山犬しかでない村でそれは・・・、山犬のはにゅちゃんて・・・」
「犬でいいんじゃないんですか、俺が描きますよ」
「スタンダードじゃ面白くないからデフォルメしたら?」
「よし、かんせ・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・作者が御降臨なされた!」
「いや、これは」
「タイトル、『僕の考えた人面犬』っと」



@美耶子の場合
「なにかないかな、魔法美女八尾さんと宮田犬以外で」
「なんかわからないけどその紙から悪意みたいなものが発せられてる!やだこわい!」
「いっそ戦えそうなかっこいいのつくろうぜ!!」
「合体ロボットとか?」
「かっけー!」
「目からビーム!ロケットパンチ!!」
「いいねいいね!」
「で、背中のビームサーベルで一刀両断!!」
「yeaaaaaaaaaaaaaaaaar!!!」
「それで羽生蛇村の平和を守る!」
「fooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!」



@石田の場合
「と、いうことで貴方がパイロットに相応しいと」
「子供に自慢できるね!じゃない!何の!?」
「機動警官イシダインの・・・」
「名指しだ!名指しされちゃったよ!他の人中入れないよ!」
「これがモビルスーツ」
「わぁ・・・純度100パーセントの段ボールだぁ・・・」
「さあ燃え上がれイシダイン」
「これはよく燃えそうだ・・・、素材的な意味で」
「あとこれが相棒のペットだ」
「え、顔が思いっきり宮田さ・・・、い、いや、言うものか!断じて言うものか!」
「そしてこれがヒロインの」
「八尾さんだ!教会の八尾さんだ!なにこの身内ネタ!?通じないよ!!面白さ半減しちゃうよ!!」
「頑張れイシダイン!」
「嫌だ!絶対嫌だ!」



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