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女の子が畜生なんて言ってはいけません!!

『はぁあぁぁあぁあ!!!?』

「君の将来を考えてだ。」

『結婚する気ねぇからな?!!』

 
男勝りな性格を治そう、と
オートボットは俺に"ちゃんと女の子らしくしよう命令"を発令しやがったのだ((ジョルト:アヤカさん!!発令されたばっかりですよ((・・・はい。



























それが発令されてたった3日後。

これでラチェット先生のお説教は27回目、大体1日あたり9回の説教を受けている。そんな簡単なことじゃないので、我慢の限界が切れると暴走して、またラチェット先生のリペア室行きだ。


何を治せばいいのか分からないので、事の発覚者:人間型のオプティマスに問い詰めた。


あれだ、最近お説教がかりのラチェット先生が開発した人型モードだっけ?全員付けられたんだね・・・。まぁ、付けても人型にならない奴・・・ゲフンゲフン、ならないお方はいるのだけれど。



『お・・・自分は何治せば良いんd・・・いいんですか?』

オプ「(いいなおしたな・・・)口調を治すとか・・・もう少し可愛らしい服着るとか・・。」

『それ、絶対自分が得をするためですよね?!!』

オプ「しかし、今君は・・・デスクワークが中心だ、それに出撃許可をレノックスからもらってないだろう?」

『ぐっ・・・』



そう、今俺は絶賛デスクワーク仕事中なのだ。理由は簡単。この前のディセプティコンの(とは、言っても永遠のNo.2のみだが)の攻撃は、俺ばかりを狙われてしまい大怪我を 負ったのだ。

そして「無茶するなといっただろおぉぉぉぉ?!!!!!しばらく出撃禁止だぁぁぁあぁあぁあ!!デスクワークでもしておけぇ!!」というレノックスからのお叱りを受けてしまい今に至る。

ちょうどそのときを利用して女の子らしくしようという命令が出てしまったのだ。

確かに、デスクワークの皆さんは出撃専門ではないので思い思いのファッションで出勤してくる。その中で自分はタンクトップに青色のパーカー、ジーンズの短パンと非常にラフな格好である。同僚にショッピング強制連行されても買いはしない、相手が自分用に、と買ってくれても一切着ない。


一応モデルだった俺にはあの時誓ったのだ・・・・今後一切あんなかわいい服には手をつけない、と・・・!!


???「でもアヤカ。貴方にはそんな格好より、ちゃんとしたのを着たほうがいいわ。・・・仮にも女の子よ?」

『アーシー・・・けど、』

ア「さすがにミカエラのような服は着ろ、とは言わないわ。もっとかわいらしい・・・格好で来てみなさいよ。」

『自分にそんなのはできない!!てか、絶対着ない!!』

ジャ「おいおい、オネェチャン。あとで双子に散々言われるぜ?」

『本当に無理なんだってば!!だって、だって・・・!!』

ジャ「恥ずかしいんだろ?((ニヤニヤ」

『ぐっ・・・』


もう、耐えられん。本当にどうしよう・・・こんな口調だけでも苛々しているのに。


???「やーい!!"男の娘"!!」
『はぁ?!!・・・ってマッドフラップ!!』
スキ「よせ!!兄弟!!コイツは男の娘じゃない!!むしろ"オカマ"だ!!」
『・・・(イライラ)』
マッド「ちがう!!"ニューハーフ"だっ!!」
スキ「どれにしろ、女じゃねぇんだよ!!」

『・・・あぁ黙れ!!くそがきぃぃぃぃ!!!』

他のオートボット達はツインズが発した単語の検索を止め、いっせいにこちらを向く。



『・・・ッ!!』


取り乱してしまったことに恥じを覚え、急に基地から出て行ってしまった。

全−ツインズ「「「「「アヤカ?!!!!!!」」」」」



ラチェ「・・・双子、後で私の部屋に来なさい。」
オプ「どう返してもらうとするかね。」
ジャ「女性への扱かい方をなめるんじゃねぇよ?^言^」

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ?!!!!!スミマセンでしたぁあぁぁああ!!」」









♂♀




『・・・ちくしょう!!』

多分、彼らに聞かれたら何されるか分からねぇ。てか、知りたくもねぇ。

『・・・みてろよ、双子・・・・!!』

モデル魂、みせつけてやるからなぁ?!!!




♀♂



≪アヤカ≫≪まだなの?≫

オプ「あぁ、さすがにキツイからな・・・あの言葉は」

※双子がどうなったのかは想像にお任せします。((ひでぇ?!!

ジャ「ったく、空気読めよなぁ・・・。女の子の扱いをなめてたら一生モテねぇぜ?」
サム「何があったのか知らないけど・・・。あ、基地の外いってくるね。」
≪了解≫≪無事でね≫

バンブルビーと一緒にやってきたサムは、基地の外で彼女が来るのを待つため、出て行った。

アイア「・・・本当にくるのか?」
ディ「多分、来ないんじゃないか?泣きそうな顔してたし・・・保存したけどな」
ジャ「あ、俺も。」
ジョ「僕もです。あんな顔二度と見れませんからね。」
ラチェ「人を心配してるのかどっちなんだ(汗)」

すこし、会話がそれたそのとき。



「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!!!」」

全「「「「「「!!」」」」」」


突然、聞こえてきたのは地球を救ったヒーロと、我らがNEST大佐の叫び声。


サイド「どうしたんだ?!!サム!!レノックス?!!」

サム「ぼ・・・僕彼女いるのに・・・・・見ちゃったよ・・・正直言ってミカエラよりも綺麗!!!」
レノ「アイツは・・・やっと来たが・・・俺、嫁もかわいい娘もいるのに・・・なんてことだ・・・うわぁぁあぁぁ!!!」

その2人はまるで後悔したのかのような顔でショックを受けている。独り言をぶつぶつ呟いてレノックスは倒れた。サムも倒れそうなくらい血の気が引いていて、ふらふらしている。

サム「あ・・・人型になっていたほうが得かもよ・・・。」

と残して、サムは倒れた。きっとあの世に((死なせるな!!!!





・・・で、残されたボッツたちは。

オプ「・・・一体何が。」
ジャ「アイツって・・・アヤカのことじゃないか?・・・ってやっときたのか!!」
ラチェ「アヤカは人間だから、我々がアヤカと同じ立場に立てば分かるかも知れないな。

・・・アヤカに何があったのか。どうするんだ?サムに賭けてみるか?」



そのラチェットの言葉に全員、人間嫌いのディーノだって人型にトランスフォームした。

すると、「カッ、カッ」というヒールの音。こちらに向かってくる。どうせ、基地の女隊員だろう。と全員が思った。



『サム?!!あと大佐?!!何で逃げるんですか?!!・・・って何で倒れているの?!!サム?サム!しっかりして!!あと鼻血拭いて?!!』

突然、現れた謎の女性。こんな人は見たことがない、しかしソプラノとあの聞き慣れたアルトの入り混じった声。そう、この女性は・・・。


『・・・あれ、此処にこんな人たちいたっけ?』



全「「「「「「アヤカ(さん)?!!!!」」」」」」



一瞬の沈黙。見違えるように綺麗な女の子と人型に変形しているボッツ。そして地面には鼻血を出す思春期男子と家庭をもっているはずの大佐。

彼女は、髪をゆるふわ巻きにしていて、リボンのついたカチューシャ。
花柄のジャケットに淡いピンクのスカート部分がボワンとしたワンピース。丈が膝上20cm以上。
で、かかとの高いサンダル。




『・・・あ"?!!この人見たことあると思ってたらオプティマス?!!』

最初に口を割ったのはサムを鼻血ブーにさせた張本人舘本綾香
確かにお説教を受けていたのは人型のオプティマス。

ジャ「本当に・・・アヤカなのか?」
『そのバイザーさんは・・・ジャズ?相変わらずちっちゃいね〜。』
ジャ「・・・・俺はどうせ・・・!!」
『あはは、ジョークジョーク。いけてるよ?』
ジャ「そッ、そうか・・・?//」

『で、黄色い子がビーで、アイアンハンドにラチェット軍医、ジョルトにサイドスワイプ、アーシーにクソガキにディーノ、かな?わぁ、凄い!!皆人間になってるんだ!!』


―−ほら、サムに賭けてよかっただろう?

―−あぁ、きっちり保存したぞ。


ピョンピョンとジャンプしてはしゃぎまくるアヤカ。昨日の態度とは逆転。非常に女の子らしい。
しかし、ボッツたちとの時間はむなしくも終わり、

「Amiさーーーん!!結婚してくださーい!!」
「いやいや!この僕が!!結婚を前提にお付き合いお願いしまーす!!拒否権なんてありません!!」
「Ami様ー!!なんでこんな基地なんかにおいでなさってるんですか?!!握手して!!写真一緒にとろう!!抱いて←」

いつの間にかギャラリー(とはいっても基地の隊員だが)が、アヤカに向かって必死のアプローチ。いつ、そんな花束持ってきたんだ、おぃ←

『ハハッ、ごめんねー?今のままを存分に楽しみたいんだー!!だから・・・お断りしまーすッ!!』


「「「「「そんな笑顔反則ですッッ////////」」」」」




くるっ、と向いて

『・・・今は君達で満足してるからね。』

今までに無い微笑みで返してきたアヤカは

その場にいる全員を虜にしてしまう。


女の子が畜生なんて言ってはいけません!!

(・・・はよ)
(((((((((やっぱり元に戻ったか・・・)))))))))




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