「ヘイ彼女!俺の後ろに乗ってきなよッ!」 「彼女じゃねーよ!つーかチャリじゃねーか!!なんなんだ意味分かんねェお前」 「最高の褒め言葉だね!まあいいから乗ってきなよ紋Dくん」 「乗らねーよ!!」 「かーらーのー?」 「うぜぇ転がすぞ!!」 「まあいいから乗りなって!」 「ンでそんな自信満々な顔してんだよ…」 「チャリで二ケツだよ!青春を代表する青春行為だよ!?興奮するよそりゃあ!!」 「色々ちげーし、そもそもチャリで二ケツは犯罪だろ」 「エッ!暴走族のもんどくんのくせに犯罪とか気にしちゃいますか!」 「…」 「やめて、その無言の圧力ヤメテ!」 「…はぁ」 「まあそう言うと思って秘策を用意してたんだー。ひゅー!わったしやるー!」 「…なんだよ」 「じゃっじゃじゃじゃっじゃっじゃーん!どこでもリアカー!!」 「帰っていいか?」 「いいよ!ただしリアカー乗ってね!私運転してあげるから!」 「なんなんだよ…」 「クッ…!イメトレしたときより冷たい…!!ならば仕方ない!あとでと思ってた紋土くんの年の数の薔薇で作った花束もあげるよ!どや!」 「いらねーよ」 「ひ、ひどい速攻で切るなんて!結構高かったのに!せめて私のいないとこで言ってよ!」 「…で、なんなんだよ…」 「え、分かってなかったの?薔薇の花束だよ?」 「ハァ?」 「今日紋Dくんの誕生日じゃん…」 「…あ」 「なにそのたった今まで忘れてましたって顔」 「あー、そういやそうだったな…」 「…で、だから、お祝いしたかったんだよ。紋土くんが生まれてきてくれた年に一度の大切な日だし、紋土くんがいてくれて、私今、本当に幸せなの」 「…」 「あ、照れた?」 「うっせぇ」 大和田くんお誕生日おめでとう! 紋土くんが誕生日
20130609 ×
|