「おはよう桑田くん!」
「…おー」
「桑田くん声に生気が感じられないぞ!もっと元気よく!!」
「ハイハーイ」
「なんだその返事は…!あ、おはよう苗木くん!」
「お、おはよう石丸クン…朝から元気だね」
「一日の始まりの時だからこそ気合いを入れていくべきなのだ!おは…なんだ君か」
「…朝からお前のアホ面見て非常に不愉快な気分になったわ、今日は休むから先生によろしく苗木」
「!?えっ、ちょ、」
「アハハ!僕も朝から君を見てしまい大変不快だ!しかし休むなんてことはしないぞ!これだから不良は困るな!なぁ苗木くん!」
「ぼ、僕に振らないでよ!」
「お前は人に同意して貰わなきゃ自分の意見も言えないのか気持ち悪い」
「そんなわけ無いだろう君と一緒にしないでくれたまえ!」
「ああ、まずその喋り方が気持ち悪い。こんなとこで突っ立ってんなよみんな迷惑してんだ、KYも過ぎるお前には分かんねーだろうけど」
「KYとは空気が読めないという意味だろう!それこそ君ではないか!空気を読んでさっさと家へ帰るがいい!」
「はあ?風紀委員が生徒に帰宅するよう強要するなんて風紀委員失格にも程があるでしょ、さっさとこの学校から出て行け」
「御託を並べるばかりで行動しない君と同じ学校にいることは僕の人生で一番の汚点だが、僕はこの学校を退学するつもりはないぞ!嫌ならば君が出ていくべきだ!」
「馬鹿言うなお前が出ていけ」
「最善の選択肢を考えたまでだ、君が出ていけ」
「…」
「…」
「二人とももう止めて!」


ヒロインちゃんは制服も着崩してないし生活態度も普通。どちからと言うと真面目。ただ致命的に石丸と馬が合わない。お互い生理的嫌悪で鳥肌が立つくらいには苦手。周りは不思議に思っているが当の本人達も何故こんなに嫌いなのか分かっていない。

石丸と悪口の応酬
20130318
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