今日だけですからね

※セリフ9割。




「え、私の部屋で寝るんですか」

「当然だ」

「自分の部屋でもいいじゃないですか」

「もしもの時どうする」

「もしもっていつのことですか!」

「お二人とも落ち着いて…」

「!そうだ、兵長はエレンくんの部屋で寝ればいいじゃないですか!そうだそうだ!」

「ええ!?」

「いざって時頼りねぇだろ」

「だからいざっていつですか!」

こんばんは、現在小さな兵長と寝る場所について喧嘩じゃないけど言い合ってます。あ、聞いてたら分かる?ですよねー。
エレンくんはオロオロしてたが突然自分も入れられてわたわたしている。かーわいー。
…まあそれはさておき。
普通小さくても男な兵長と同じ部屋で一晩過ごすと言うのは純粋な乙女にはきつい話である。む、誰だ笑ったやつ!…話ずれた。

「ならこうしよう」

あーだーこーだ言い合ってたら兵長が手を上げた。黙って意見を聞けって事ですか。でも今の兵長小さいから手を上げたってすぐ気付かない…あ、なんでもないです。

「エレンの部屋でなまえも寝る。これでいいだろ」

「ああなるほど!じゃないです!結局一緒に寝ることに変わりないじゃないですか!!」

「何がそんなに不満なんだ」

「ですからどうして私まで一緒に寝なきゃならないですか。そこが理解できません」

何言ってんだコイツ、見たいな目で見られ続けてる。私が何言ってんだコイツ。
小さい兵長でも一応それなりに強さはある。というか力はそんなに変わってないし、私がと出る幕すらない。出たところで何の役にも立たないと言うのに。この人は分かってるのか。

「お前と一緒の方が俺が安心する」

「……流されませんよ」

「チッ」

ちょっとドキッとしちゃったじゃないですか、馬鹿。馬鹿兵長。馬鹿馬鹿。ちび!
とは口が裂けても言えません。
ここは私が折れるしかないのか…。



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