きらきらしてたの

ただ最初は友達に連れてこられたから。
まさかそれだけでそうなるとは誰も、私だって予想してなかったよ。



その日私は友人と第一体育館に来ていた。
イケメンに、まず男に全く興味がない私を友人が無理矢理引っ張ってバスケ部の体育館にまで連れてこられた。話によると今日は公開練習日らしい。
2階のギャラリーからひょこりと顔を出し一軍レギュラーの練習する様子を見る。見たら帰ってもいいらしいから素直に従ってるだけ。友人の狙いはこれで少しでも男に興味を持ってくれたら、というもの。それを聞いて仕方なく引っ張られてる私。

もう見たし帰っていいだろうと回れ右をしようとしたところである色たちが視界に映った。その色が集まるとても綺麗でつい目を奪われてしまう。
きっかけはきっとこれ。ううん、これしかない。

色がカラフルで、それでいてどこか世界と違う。そんな感じで、とても綺麗。
彼らはキセキの世代と言われその名をバスケ業界に知らしめ、全中制覇を目標としていると。
何となく見知った顔もあったが、この際どうでもいい。出入り口に向かって明日への準備をしようじゃないか。



私はあの時いろんなものを見た。そう、短時間でね。
まずは主将に挨拶に行こうか!



prev  next
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -