(0101) ▼ 黒子×進撃で2

引き続き「秘め事共有」征夜さんです。
かなり飛ばしてますが、要は書きたかっただけです(´∀`)




重い装備をぶら下げながら長い廊下を歩く。ここに来て約一ヶ月。未だに元の世界に帰れる方法は見つからず、成り行きでこの世界で最も面白そうな組に入った。
巨人が人間を喰う世界。人々は巨人を恐れ、こうして壁を作り今まで平和に暮らしていた。が、5年前に謎の超大型巨人とやらが現れこの壁の中の平和も崩れた。
個人的には小説の中に出てくるようなお話。でもこの世界じゃそれが現実で笑うに笑えない。特に兄さんと同じ声をしたこの人が言うと…どうしても嘘と思えなくなる。
私はあれからいろいろとあった。まぁ長くなるのでその辺はお任せしよう。

この世界には3つの組織がある。
壁の中でも最も安全な内地と呼ばれる所で警備をする憲兵団。
街の人の安全を守る駐屯兵団。
壁の外に出て巨人の調査などをしている調査兵団。
私は調査兵団というところに飛び入り参加。いやぁ苦労した。

この世界もなかなか面白いがもう帰りたい。
兄さんに会いたい。そればっか日々募る。


するといつしか見た光景が目の前に広がっていた。


「…え」


白い煙が晴れ、少しずつ見えてくる人影…が。


「兄さん…!?」

「げほ…征、夜か…?」


あの時と立場逆転しちゃってるけど確かにあの日と変わらない光景が目の前にあるんだ。




2014.01.01 00:00


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