(0101) ▼ ハンターキセキと妖怪夢主

但しこの妖怪、人は絶対に襲わないです。拍手連載予定。




「いいか、今回の獲物は神社の奥にある森に住む妖怪だ」

「最近、そこで失踪事件が多発している。恐らくそこに住む妖怪の所為だと依頼者たちの意見だ」

「あそこの妖怪は確か悪さはし無い筈…でしたよね?」

「ああ。しかしここ1週間、失踪事件が多すぎるのだよ」

「…涼太、少しばかり偵察に行ってきてくれないか」

「え!」

「早く一人前のハンターになりたいと言っていたろ。まずはここからやってみろ」

「そ……分かったッス」




「いいんですか?かなり難易度は高いと思いますよ」

「涼太ならできると僕は思うよ」

「ベソかかねーといいけどな」

「黄瀬ちんに限ってそれはないと思うよー」

「まぁ、一応僕たちも近くまで同行する予定だから」






「うう…いきなり偵察なんて…ぎゃっ!…って狐ッスか…」

―――…

「ん?誰か…いる?」

ガサガサ

「!!誰ッスか!」

『―…え?』

「えっ、女の…子?」

『……あぁ、ハンター…』

「!?(目が…赤く…!?)」

『あ、逃げた』





「…で、逃げたと」

「ううだって…びっくりしたんスもん…。それに囮にと置いておいた犬をその子は持ってたんスよ?」

「ふむ…GPSは?」

「一応つけてたッス。…あ」

「でかした」




2014.01.01 00:00


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